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12月07日-02号

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  1. 新富町議会 2020-12-07
    12月07日-02号


    取得元: 新富町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-12
    令和 2年 第08回定例会(12月)──────────────────────────────────────令和2年 第8回(定例)新 富 町 議 会 会 議 録(第2日)                           令和2年12月7日(月曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第2号)                       令和2年12月7日 午前10時00分開議    日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(12名)1番 永友 繁喜君       2番 石﨑 俊二君3番 松浦 美緒さん      4番 小山 早苗さん5番 揖斐 兼久君       6番 出口喜重郎君7番 大木 俊二君       8番 吉田 憲市君9番 阿萬 誠郎君       10番 下村  豊君11番 圖師 孝一君       12番 吉田 貴行君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 宮本 信一君       書記 福重 和泉さん──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 ……………………… 小嶋 崇嗣君  副町長 ………………… 出口 敏彦君総務課長 ………………… 池田 真二君  総合政策課長 ………… 比江島信也君スポーツ観光推進室長 … 有馬 義人君  財政課長 ……………… 平井 康博君基地対策課長 …………… 宮武 祐二君  税務課長 ……………… 宮本 芳幸君町民課長 ………………… 井下 喜仁君  いきいき健康課長 …… 山本 茂人君福祉課長 ………………… 稲田真由美さん 健康長寿推進室長 …… 海野 久代さん産業振興課長 …………… 倉永 浩幸君  農地管理課長 ………… 壱岐  進君都市建設課長 …………… 甲斐 雅啓君  水道課長 ……………… 長友 一彦君会計管理者会計課長 …… 山本 明子さん 教育長 ………………… 別府 宗光君教育総務課長 …………… 河野佐知子さん 生涯学習課長 ………… 齊藤 隆文君農業委員会事務局長 …… 壱岐  進君  町代表監査委員 ……… 坂東 啓男君──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(永友繁喜君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付していますとおり、一般質問となっております。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(永友繁喜君) 日程第1、一般質問を行います。 質問順番にこれを許します。9番、阿萬誠郎議員の質問を許します。阿萬誠郎議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 皆さん、おはようございます。今回の一般質問のトップバッターとなりました。自身3回目でありますけれども、よろしくお願いをします。 それでは、通告のとおり一般質問でありますが、まず新田西地区基盤整備事業についてであります。 今、新田の農業が一番輝くときを迎えようとしています。少し回り道をたどりながらも、受益者皆様の御英断により、基盤整備事業が大きく動き出しております。この勢いをそのままに事業採択に向けて、さらに加速しなければなりません。 まず、事業の進捗状況及び今後のスケジュールについて。 2つ目に、事業費の負担割合と受益者負担の軽減策について。 3つ目に、将来の営農計画及び生産体制の推進について。 4つ目に、農業土木技術者の確保の必要性はないのか伺います。 次に、農業・農村地域振興についてであります。 今後も、一段と厳しさを増す畑作ビジネスという経営環境下を鑑みると、新たな営農形態の推進を試みる必要があるのではないでしょうか。畑作営農の現状と今後の振興方針について伺います。 次に、明治4年創設以来、名実ともに県下を代表する金丸堰であります。改めて、農業用水はもとより、地域の環境保全機能を堅持しており、その役割と恩恵には多大なものがあります。今日の金丸堰幹線用水路の果たす公益的役割の認識について、それを管理する新富土地改良区への維持管理補助金の現状について伺います。 次に、住みやすいまちづくり、無電柱化の推進についてであります。 国は、平成22年に無電柱化に係るガイドラインを策定し、無電柱化の対象や効率的な無電柱化などを定めて推進しております。また、平成28年12月、防災・減災、安全と円滑な交通の確保、良好な景観の形成などを図る無電柱化法を施行し、国、地方公共団体等により事業化が図られているところであります。 本町における自然災害への備えとして、無電柱化推進計画の必要性は、2つ目に、景観形成や観光振興に無電柱化エリアの必要性はないのか伺います。 以上、壇上からの質問です。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 阿萬誠郎議員の御質問にお答えをいたします。 新田西地区基盤整備事業は、一ツ瀬川土地改良区、新富土地改良区及び西河原水利組合の受益地約150ヘクタールを対象に、農地の大区画化や汎用化及び農業施設の整備を実施し、担い手への集積・集約化等に取り組むとともに、経営体の育成を目指し、実施するものでございます。 事業の進捗状況につきましては、これまで相続調査及び現況調査並びに基本構想などの地区調査を実施し、現在、令和4年度事業採択に向け、事業採択申請及び本同意取得に向け、進行している状況でございます。 今後のスケジュールにつきましては、事業採択後、基本設計・換地計画・実施設計を行い、工事着工となり、令和15年度完了を目標として、計画を進めているところであります。 事業費の負担割合と受益者負担の軽減策の取組についてですが、本事業の負担割合のガイドラインは、国営関連地区が国50%、県30%、地元20%、一般分が国50%、県27.5%、地元22.5%となっております。 また、受益者負担の軽減策につきましては、中心経営体農地集積促進事業に取り組む計画でございます。 次に、将来の営農計画及び生産体制への推進についてお答えをいたします。 現在、基盤整備対象区域においては、主に早期水稲、飼料稲、施設キュウリ、施設マンゴー等が作付されております。 今回の基盤整備は、暗渠排水もセットで行う計画となっているため、水田としての利活用だけではなく、畑地化もできるようになりますので、水田の裏作の作付が可能となります。このため、輪作体系を考慮し、裏作の作付につきましては、新たな高収益作物の導入を検討し、農家の所得アップにつながるよう将来の経営計画を推進するとともに、JA、土地改良区等の関係機関と農業者が連携をし、農産物の新規販路の開拓なども含めた生産体制を構築する必要があると考えております。 次に、農業土木技術者の確保につきましては、業務内容など状況に応じた効果的な配置に努めていきたいと考えております。 次に、畑作営農の現状と今後の振興方針についてお答えをいたします。 現在の畑作地帯の営農形態としては、甘藷と大根等の組合せの露地野菜専業、繁殖牛と露地野菜の組合せ、茶業と露地野菜の組合せ、乳用牛等の土地利用型の農業と肉用牛、養鶏、ブロイラーの畜産専業等の多様な営農形態がございます。 本年は、新型コロナの影響による焼酎用甘藷の減反やお茶の価格低迷により、農業所得が減収している状況にございます。これからは、畑地かんがい用水を有効に活用した農作物の収穫量と品質の向上を図るとともに、これまでの営農形態から新たな作物への転換による新たな営農形態への取組を行うなど、地域が一体となって、今後の畑作営農の将来を検討していかなければならないと考えております。 次に、金丸堰幹線用水路の果たす公的役割の認識についてですが、金丸堰幹線用水路は、本町の水田地帯約1,000ヘクタールを担う大切な施設で、また公益的役割としても雨水対策や防災面または生活排水、町水道の取水施設機能など、公益的役割としても大変重要な施設と認識をしております。 新富土地改良区への維持管理補助金の現状ですが、現在、農地管理課、都市建設課及び水道課がそれぞれ補助を行っております。 また、農業事業関連では、国の多面的機能支払交付金事業を活用して、農地や農業用施設の維持管理を行い、災害復旧においては、被害状況に応じて支援をしているところであります。 次に、住みやすいまちづくり、無電柱化の推進についてでございます。 道路の無電柱化は、道路の地下空間を活用して電力線や通信線などをまとめて収容する電線類地中化など、道路から電柱をなくすことで、大規模災害(地震・竜巻・台風等)が発生をした際、電柱等が倒壊することによる道路の寸断等を防ぐことができます。 また、災害時におけるライフラインの信頼性・安全性の向上、良好な景観形成など、地域の活性化にも寄与するものと認識をしております。 今後は、国、県などの財政上の支援策や低コスト工法などの調査研究を行ってまいりたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 御答弁ありがとうございました。 まず、西地区ということでありますけれども、今日に至るまでの仮同意と、西河原水利組合長はじめ、推進員の皆さん、大変な御苦労があったんではないかなと思いますけど、あと本同意ということでございます。一日も早い事業採択に向けてもう邁進するしかないということだと思いますけれども、また懸案の流末排水でございました猿ケ瀬放流口も開始をされております。また、河川本体につきましても、いろんな地質調査など行われておりまして、進捗が目に見えてきたなというところでございますけれども、まず、御説明ありましたが、その事業計画の推計についてでありますけれども、国営一ツ瀬の受益約40ヘク、そして県営の金丸幹線受益地が約110ヘクタールということで、合わせまして150ヘクタールということになりますけども、事業が異なるということになりますけれども、これに係る手続等どのようなその事業採択の方向が検討されているのか、伺いたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) ただいまの質問ですけども、新田西地区の圃場整備におきましては、金丸幹線をちょうど境にしております。そこで、北側が一ツ瀬川のパイプライン関係国営関連地区という事業になります。そして南側のほうが一般地区ということで、事業が別々になるものですから、今現在はその事業区分に合わせた2採択の手法で検討をしているところでございます。 以上、お答えいたします。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) ということは、工事工区が分かれるということで理解していいわけですよね。で言いますと、換地計画上も問題ないということの認識でいいんですね、換地計画にも問題ないということで。 そういうことになりますと、やっぱり着工年度をいかに早めるかというのが今後の課題なのかなと思いますけれども、いろんな諸条件がありますので、そのクリアに御努力を願いたいと思っております。 先ほど事業負担ということで御説明ありましたけれども、やっぱり地元負担が20%を超えると、高いなあという印象でありますので、もちろん事業費には公費が投じられるわけでありますけれども、今後係る用地につきましては、その工区内の用地につきましては、受益者の共同減歩ということで、当然創設されて確保できるわけであります。でまた、その中で、新設の幹線的な道路、それから集落、公益的な集落排水路、こういうのが新設されるわけであります。大変公益性が高くなる。そして、環境保全に寄与する施設ということで、まして、できましたら、不特定多数の方が利用していくということになろうかと思います。あとの維持管理が大変なんでございます。この維持管理を含めて、新田西地区農業者、受益者だけの負担でいいのか、何らの町は負担軽減策を実施すべきではないかと考えますけれども、町長の考えを伺いたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど担当が申し上げましたとおり、負担割合が事業によって変わってくるということで、その負担が大きくなってしまう部分がございます。そういった部分をなるべく平準化をさせていくということの検討をしていかなきゃいけないということと、やはり負担率があまりにも高過ぎると、担い手だったり集約に大変影響が出てくるというふうに思いますので、そこもなるべく軽減ができるような方策を取ってまいりたいというふうに考えているところであります。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) その集約ということで、営農体系ということになってくるんだろう、今後の、まあ、時期尚早かもしれませんけれども、営農計画、生産体制という意味で、本町の水田74%の約829ヘクタールにかんがいのパイプラインはもう整備してあります。大和が20ヘク、プラス新田西地区が約40ヘクということで、本町パイプライン完備が約890ヘクタールになるんだと思います。で、水を使った営農ということでございまして、今後整備される、そういった補助につきましては、稲作、そして畑作も可能な汎用化水田という方向にいくんではないかと思っております。結局、生産基盤が強化をされるということになります。 ここで、私、全体的な将来像をということで、要点だけちょっと述べさせていただきますけれども、やっぱり換地計画の時点から、先ほど町長もおっしゃいましたが、担い手に農地を集約していくと、そうしているかもしれません。将来、また法人化をにらんでいるということになります。これは、もう補助金の有利性ということになりますけれども、あと大事なのは、裏作を考慮した輪作体系ですね、これの圃場利用というのが非常に肝要であります。連作障害を抑制していくということでございます。そして、何よりやっぱり担い手を支援、応援するような営農推進計画をと思っておるところでございます。 また、大事なことは新規就農者であります。これの呼び込みはある程度やっぱり行政主導でやっていかないといけないんだろうと思います。 例えば、町とかJA連携の園芸ハウス、そして野菜団地、これを整備していく、そしてリース方式で貸し出すということですね。もちろん、県を巻き込んで営農指導プラス研修の交流拠点にしていくということです。忘れてならないのは定年帰農者、そして女性ですね、多様な人材を取り込んでいくということであります。 まとめますと、生産性、人材育成、そして活性化をということで、ちょっと述べさせていただきますが、これ、仮称でございます。新田総合アグリフューチャーセンター、こういったのを設置、計画できないかということでありますが、新たな農業の形を推し進めないといけないと、町長、思うんですね。ですから、この新田西地区に、いろんなことがあるでしょうけど、今、町長、お考えの新たな仕組みづくりの構想、町長、お持ちでしたら、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。
    ◎町長(小嶋崇嗣君) 阿萬議員おっしゃるとおり、今後の将来のことを考えた基盤整備を行っていかなきゃいけないということで、現在の基盤整備の計画の中には、暗渠排水をしっかり入れていこうということを計画をしております。これは、全国で見ても、もしかしたら初めてかもしれないんですけども、基盤整備の中で給排水が一緒にできる暗渠排水を入れていって、水田に地帯に裏作がしっかり作付ができるとか、高収益の作物等が転換ができるような仕組みづくりをきっちりした基盤整備を行っていこうという計画を持っています。 また、もう一つの計画としては、やはりパイプライン、水の出し入れというのが、利便性が高まっていかなきゃいけないということも、将来的に、もしかしたら一ツ瀬の区域内に入ることができないかなということも検討しながら、今、計画をさせていただいているということになります。 今後、農業公社等も設立をします。そういった状況の中で、担い手の確保、そして農地の集約等を積極的に推進をしながら、次世代の農業の推進に努めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 次世代という言葉、もうそのとおりなんでありますけれども、今のこの受益者の皆さんですね、やはり50代、60代の方が多数を占めるんじゃないかなと思います。先ほどの令和15年という数字を聞きますと、あと10年たつとそれなりのお年になってくるということですね。ここでやっぱり大事なのは、もう今の思いはやっぱり次世代のためにという思いも既に持っておられるようであります。ですから、ここでやっぱり受益者の機運、これが低下しないように、やっぱり定期的に情報公開を図っていただきたいなとお願いを申し上げたいと思います。 次に行きます。 農業土木の技術者はということでございましたが、農業土木ということで限定いたしましたけれども、現在、大和の基盤整備、そして新田西地区が控えるわけであります。さらに、国営一ツ瀬川地区の更新事業、これも現在進行形だと思います。この対応に職員は追われます、担当課は。それから大規模な農村整備事業が進展、係るソフト事業も目白押しということになりますので、同時に、この事業採択の実施には、これまでの職員の経験を生かさなければいけないし、生きると思います。 この圃場整備には、やはり、私の経験上から受益者との人的な信頼関係、これが功を奏すると思っております。このようなことから、事業のスケジュールなどを見越して、職員体制の強化時期ではないかと思いますけれども、町長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 農業土木者に限らず、やはり技術者というのが、大変、最近では募集をしてもなかなか応募がないという状況がございました。今年度も農業土木を募集をさせていただいて、今年度は2名ほど採用をというふうに予定をしておりますので、しっかりとした技術職の配置と採用を努めていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) よろしくお願いしたいと思いますが、今の担当課含めまして、大和地区の基盤整備が今行われておりますので、そんなに見る機会はないんだろうと思いますので、ぜひこの新田西地区のほうにも、この経験を生かしていただきたいなと思います。 次に、農業・農村振興対策ということでございます。 本町の農地が、約35%を農地が占めるというところでありますけれども、耕地面積は2,100ヘクタール、約ですね、田耕作が約1,100ヘクタール、畑耕作面積が1,000ヘクタールということで、本町の基幹産業を支えていただいているということでございますけれども、水田地帯は、人・農地プランとか、そういうのが先行しておりまして、ある程度実践されておるんですけれども、この畑作におきましては、従来より大きく3つに大別されますが、そんなに変わってないのかと思いますけど、まず一つは穀類ですね、それから2つ目に蔬菜類です、これ、イモ類含みますが、それからお茶などの工芸作物ということで、大きく3つに分かれるわけでありますが、私の資料ですが、2015年の農林業センサスの中では、甘藷が89経営体、あったと思います。春・秋作付で、平均で約340ヘクタールの作付があったと思いますが、お茶につきましては19経営体、約90ヘクタールの作付のデータがありましたが、そこで2020年の農林業センサス、発表があったと思います。甘藷、そしてお茶の経営体と作付面積をそれぞれ伺いたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁させます。 ○議長(永友繁喜君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(倉永浩幸君) 阿萬議員の質問にお答えします。 令和2年4月現在、お茶の場合です。15経営体、作付面積が80.19ヘクタールになります。甘藷の場合が、令和元年になります。138経営体、面積が552.4ヘクタールになります。 以上であります。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) ありがとうございました。 そうですね、お茶はちょっと減ったんです、甘藷は増えたということですが、これ、安定作の甘藷でありますけど、生産調整もあっておりますので、今後に注視する必要があると思っております。代替策が急務かなあという感じがしておりますけれども、本町畑地の53%に当たる約560ヘクタール、ここに畑地かんがいが来ております。目立ったその成果はまだないわけでありますけども、中でもこのお茶、お茶はヘクタール単位の永年作ということであります。また、防霜へのかんがい施設、霜よけですね、これはもう定置的に完備してあるわけでありますが、もちろん、この、申請事業ということで言われておりますけれども、そこには県とか関係機関の強力な営農推進で常時をした一大事業でありました。 最近、北原牧ってありますけれども、あそこに旧家のお茶畑があります。これは畑作に移行しておりまして、町長、畑にあまり公務はないんだろうと思いますけれども、ここの現場ですね、この状況とか、御承知でしたか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 存じ上げてます。お茶から転作をされて、キウイを作るということの農家に転換をするというお話をお伺いをしたところであります。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) はい、そうですね。キウイということで、今は一般の、普通の白畑になっているわけですけど、そういう準備ということだと思いますけれども、そういうことで私も知っておりましたんで、お茶農家にお話に伺いました。 おっしゃるには、やっぱり自身の意識改革、必要ですということですね。それから、販売も人任せでは駄目、市場の動向に敏感に、そしてブランド力の向上、それから確実な販路開拓をしていく、実践している農家もあるけど、みんな、なかなかできんわなというお話ですね。で、経営者としての感覚を身につけないと生き残れないということですね。作るだけの時代は終わったということでございましたが、経営安定につながる畑作振興を今後どうするかということになろうかと思いますけれども、高齢化、そして資金不足の農業従事者に押しつけるのは酷ですよねというお話でございました。 望まれるのは、やはり行政支援、後押しで何かに挑戦しないといかんわなという話でございましたけども、私も聞くだけで明確にお答えはできませんでしたが、そこで平成23年9月の一般質問で、私、新代替策の研究グループ、産学官連携というのを提案した記憶がございます。目立った動きはなかったということだと思いますが、それから平成29年6月の定例会で、まず手始めに、仮称でございましたが、新富町の畑作、こういった、かんがい営農ビジョンを話し合う会を提案した記憶がございますけれども、何か進展はあったのか、伺いたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 鋭意、畑作についても検討をさせていただいています。 これは、やはり一ツ瀬かんがい用水の今からの利用計画、更新事業に対しての利用計画をしっかりつくっていかなきゃいけないということで、どういうふうに畑作地帯を利用するかということの検討はさせていただいたんですけども、阿萬議員おっしゃるように、具体的な部分についてはまだされてませんので、そこはしっかり考えて、検討していきたいというふうに思いますが、やはり何を作っていくかとか、高収益作物を作らないと難しいということもあります。今から更新をする中で、一番問題にやはりなってきたのは、用水を使うんだけど、じゃあ、例えば、今、お茶の価格が落ちてきて、本当にお茶をこれから続ける畑地が確保できるのかとか、いうことも大変不安になっている部分がございますので、そこをやはりきっちり切り替えをしていくとか、高収益作物を作っていくということを、これは町も含めて検討していく必要があるというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) これはもう本当に継続する問題になろうかと思いますけれども、また議会のほうも総務常任委員会のほうで、先ほど答弁がありましたけれども、甘藷作付の減反に関する調査というのを、継続して調査をしておりますので、ぜひ執行部も何らかの方向性だったり、対策が必要になるんではないかなと考えます。 また、11月28日、宮日で2020年の農林業センサス、速報値でありました。本県農業者、従事者ですね、1万人減ということで、県も危機感というコメントがありましたが、そういう中において、町長おっしゃいましたけども、準備中の農業公社、これは本当に期待するところが大きいと思います。私も微力ながら、準備員の一人として、振興策の何か方向性が見いだせればと思うところでございます。 次に、金丸の幹線用水路に行きます。全長23キロ、新富、西都、佐土原、新富側約10キロ弱でございますけれども、答弁ありましたとおり、治水と利水に重要な施設ということでございます。そして、8月以降は地域排水の環境負荷の軽減を担うわけであります。特には、防災面の自然水利も兼ねるということになりますけれども、この年間、維持管理は、やはり受益者の賦課金、それプラス町からの補助ということでございますけれども、近年、老朽化も目立っております。漏水もあるということでございますが、本来なら機能診断というのをやりまして、維持管理計画的に大規模な改修を行うべきでありますけれども、そのための賦課金の増額もできないという状況にあります。もちろん、それを補うために受益者役務でさらに汗を出すということで、今、いっているわけでございますけれども、また、さらに、それから分岐します用水路などの附帯施設、これはもちろん土地改良区の管轄でありますので、受益者の役務管理ということでございますが、まして、国有財産でありました里道、赤線、青線と言われる地域の法定外公共物、これは平成17年に市町村に移管されましたけれども、それ以前から地区集落の関係受益者の皆さんで、自分事として献身的に管理を励行されているわけであります。 また一方で、その地区の中に人が来る、家屋が増えれば大変喜ばしいんでありますけれども、生活雑排水も増えてくるということです。 一方、その地区行事の不参加、そして地区離れの現状ということがあるわけでございます。支援策でございますけれども、先ほど御答弁ありましたが、多面的支払交付金、この取組は大変ありがたいと思っております。我が地区も参加しております。高齢化でも踏ん張っているわけでありますが、何せ公社、後任、高世代、この不安はいつまでも消えません。このように、幹線用水路の維持管理、併せて、地域内の生活環境を自助・共助で既に守っておるわけでございます。この、しかしながら、限界の声もちらほらということでありまして、将来的にこういった農村集落は土地改良区本体に頼るしかないわけであります。さらに頼るしかないわけであります。 したがって、今度、新富土地改良区の通年的な維持管理費について、さらに見直しをしていただいて、増額はできないものか、見解を伺いたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) そもそも平成17年に、これが国の部分から市町村に下りてきて、農地水ということで、地域を巻き込んでこの水、用水については整備をしなさいとか保全をしなさいと、なぜならば、地域の人たちもそれを使っているでしょうとか、環境保全に十分な役割を果たしているでしょうということで、そういう仕組みになりました。その仕組みになってから、ほとんどが市町村の維持管理にしなさいということになって、国からお金があんまり出なくなったということで、大変厳しい状況にはございますが、今からは、阿萬議員おっしゃるとおり、それをしっかり地域の皆さんと共有をしながら維持管理をしていくことと、もちろん行政の役割として、やはり高齢化だったり、作業をする人員が減ってきたということを踏まえた上で、どのように守っていくかということを再検討する必要があるなというふうに思ってますので、そこはしっかりと対応してまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) この点、よろしくお願いしたいと思います。 これに付け加えさせていただきますけど、先ほどの金丸幹線用水路、土地改良区のほうも努力をしておりまして、約10キロの維持管理、単独で草刈りとかしゅんせつを工事しているようでありますが、これも年間約80万円ぐらいの予算ということでございまして、これを、発注とか、そういうのはどうでしょうか、請書ぐらいでしょうか、これでお願いをされているようですが、最近はその仕事量に比べてあまりにも安価過ぎて、なかなか厳しいという声を直接聞いたわけであります。ですから、何とか守らないといけないなという1年でありますけれども、また、この公共性が高いこの用水路ですね、境界ぐいがあってしかるべきだと私は考えるんですけど、そういった、境界ぐいの設置もしてない、またできないということですね。 特に、ですから、この民との境界です。官官はあれですけど、民との境界がなかなか不明確で、維持管理上困っている状況があるようであります。改めて、この継続的な維持管理の補助、これを、町長、再考願えればと、お願いしたいと思います。 それでは、次、行きます。 住みやすいまちづくりの無電柱化の推進についてということでございますが、この無電柱化法につきましては、昭和60年代から電柱類を地下にということの計画はもう取り組まれているようでございます。全国に約3,600万本あまりの電柱が建っているようであります。毎年、約7万本増えてるという状況がありました。 既に、この無電柱化を推進する市区町村長の会も発足しているようでございます。既に条例の制定をやったり、取組をしているというのが活発になってきているという状況があります。 平成30年11月に、宮崎県のほうも無電柱化推進計画、これの策定もあるようでございます。これにつきまして、本町の参加状況と県内、郡内等でどのような動きがあるのか、それぞれ教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在、新富町は参加をしておりません。ほかの市町村については、担当が答弁をします。 ○議長(永友繁喜君) 都市建設課長。 ◎都市建設課長(甲斐雅啓君) 無電柱化を推進する市区町村の会の加入状況ですけども、宮崎県内では都城市、日南市、綾町が加盟している状況となっております。 県内、郡内での無電柱化の状況ですけども、都城市の国道が1路線、宮崎市、延岡市、都城市の県道がそれぞれ3路線、宮崎市、串間市、綾町におきまして5路線ということで、県内では現在のところ9路線において事業の遂行中でございます。郡内につきましては、今のところどの町も実績はございません。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 今の綾町という言葉がありました。で、綾町、ちょっと見たんですけど、広報あやというのが平成28年7月の特集であります。ネットにあります。これで、災害の危険性と景観阻害を解消ということで、無電柱化を行いますということで、取り組んでいるようであります。 この中身がちょっとボリュームがありますので、また御覧いただきたいと思うんですけれども、公道の無電柱化、目的はやっぱり防災・減災対策であります。そして最大のメリット、そして、もちろんデメリットもございます。事業費関係ですね。あと、国の後押しも加速をしているという状況にあるようでございます。 売りは、やっぱり安全で、快適かつ美しい景観のまちという締めでございましたけれども、今後、国のほうも最近、国土強靭化、新5か年計画を策定予定のようでございますが、本町もさらに、こういった防災・減災の対策を強化しないといけないんではないかと思うんであります。答弁ございましたけれども、郡内では、無電柱化の取組はないということでございました。しかしながら、さきの本町、新富町の国土強靭化地域計画、これにおきましては、この策定におきましては、県内の各市町村の中で一番に作成されて、提出をされたという実績があるわけでございます。 また、この全国の自然災害を今見ますと、避難所への経路とか、いろんなところにそういった被害があるようでございます。町の電柱が大変気になりましたんですが、そこで、町内の九電とか、NTT柱の本数ですね、おおむね何本ぐらい建っているのか、教えていただきたいということと、今回もぜひ、郡内一番で、町長、電柱の倒壊なし、停電回避といううたい文句で、新富町の国土強靭化地域計画、これを見直していただいて、基本方針に無電柱化を明記できないものか、それぞれ伺いたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 都市建設課長。 ◎都市建設課長(甲斐雅啓君) 町内の電柱の数でございますが、九州電力については、高圧・低圧を含めまして約6,700本、NTTについても本柱、支線柱、支柱を合わせまして約3,220本というふうに聞いております。 新富町の国土強靭化地域計画でございますが、無電柱化の記載は現在されておりません。今後、検討していく部分であるというふうに認識はしております。実際、無電柱化を行うには、予算はもとより、優先箇所の選定も必要ということになることから、中長期になると考えております。 今後も脆弱性を追求し、地域強靭化を図ってまいりたいというように考えております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 中長期的な取組にはなろうかと思うんでありますけれども、脆弱性ということでございましたが、防災を立て直すということだと、強化するということになりますが、推進計画の策定の必要性は、私は多様にあるんだろうと思っております。もちろん、関連計画の整合性があります。例えば、都市計画のマスタープラン、そして道路整備計画、景観計画、地域防災計画とかいろいろあるんですが、この中で、今、必要なことっちゅう、求められるのは、この景観計画です。これで見た場合、今後、特にこの三納代周辺ですね、この日向新富駅前、この町並み、これは何か仕掛けづくりをしないといけないんだろうと思っております。これはもう集客動線のメインになると思っております。この三納代周辺はですね。これはやっぱり、まちづくりの起爆剤にするべきじゃないでしょうか、駅周辺は。それから、無電柱化通りということで、JRにも何らかのいろんな対策がPRしやすいんじゃないかと思っております。 あと、新田地区では、改良予定の県道の交差点辺り、そして、今、成法寺住宅跡地です。快適な宅地ということで、売りに出してはと思いますが、今、電柱がないだけでも大変気持ちがいいです。 それから、上新田ではスマートインター、新田原古墳周辺ということになろうかと思うんですけども、これ全て、間近な集客装置であります。本町の財産だと思います。集客装置ということで、私、呼びますけれども、町をアピールする効果大と私は思っております。 ですから、改めてこの無電柱化推進計画の策定をお願いして、私の質問を終わりたいと思いますが、町長、答弁ありましたらお願いしたい。なければ、終わります。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 駅から駅周辺等々もそうでしょうし、このるぴモール商店街周辺もそうでしょうし、いろんなところが考えられるんだというふうに思います。しっかり優先順位をつけながら、検討していきたいというふうに思います。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩いたします。開会は10時55分からお願いします。午前10時43分休憩………………………………………………………………………………午前10時55分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番、松浦美緒議員の質問を許します。松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 皆さん、おはようございます。公明党の松浦美緒です。 それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。町長、副町長、教育長、関係部長の誠意ある御答弁をどうぞよろしくお願いいたします。 質問項目、まずは防災・減災についての中で、避難所運営について、次に、共助と互助における学生等との関わりについて、次に、災害に強い地域づくりについて伺います。 質問項目2番目のがん対策、ワクチン予防対策についてです。 女性の11人に1人が一生のうちに乳がんにかかると言われており、年間死亡者数は約1万5,500人と増加傾向です。そこで、乳がん検診の実施状況と受診率について伺い、続いて、9月の質問に引き続き、子宮頸がんワクチン接種対象者の確実な情報提供について、そして子宮頸がん検診の実施状況と受診率について伺います。 次に、小中学校におけるがん教育の現状を伺います。 次にAYA世代への検診啓発についてです。 AYA世代のAYAとは、15歳から39歳の世代のことで、思春期の「アドレセント」の「A」と、若年成人の「ヤングアダルト」の「Y」と「A」を合わせた略語です。この世代への検診啓発について伺います。 続いて、アピアランスケアについてです。 アピアランスケアとは、近年、がん治療をしながら働き続ける人が増えてきています。そういった流れの一方、外見に変化が起き、社会とのつながりや人間関係を避けてしまうなど、これまでのどおりの生活が送れなくなる人もいます。そういった方々へのケアについて伺います。 次に、乳幼児及び児童生徒インフルエンザ予防接種の進捗状況を伺います。 質問項目3番目の、誰一人取り残されない教育について、ICT教育の進捗状況を伺い、最後に遠隔授業について伺います。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 松浦議員の御質問にお答えをいたします。 避難所運営につきましては、まず町民の皆さんには、親戚や知人の家や車中での避難が可能かを検討していただくことや、避難時には通常の持ち出し品のほかに、マスク、消毒液、体温計などの準備、避難前の自分の体調を確認をしていただくことが必要となります。 避難所での感染予防対策としましては、新型コロナウイルス感染兆候者や濃厚接触者の避難所と一般の避難者の避難所はそれぞれ個別に開設をし、車中避難できる場所も開設予定です。 避難所には消毒液、マスク、ハンドソープなどを配置し、避難者同士が密接・密集にならないよう、必要なスペースを確保いたします。 避難所の環境整備につきましては、大規模な災害が発生した場合、十分ではあるとは考えておりません。避難所の環境衛生やプライバシーの確保は言うまでもなく、女性や災害弱者などの目線に立ち、できるだけ速やかに整備を進めていく必要があると考えております。今後は、必要な資機材について優先順位を立てながら、計画的に整備を行ってまいります。 次に、共助と互助における学生等の関わりにつきましては、共助は地域や組織といったグループなどでの防災対策になりますが、互助は家族や友人、クラブ活動仲間など、個人的な関係性を持つ人同士の助け合いになります。それらに対する学生等の関わりについては、家庭内では家族と、学校では友人と日頃から防災対策について話し合い、自分がどう行動すべきかを事前に整理しておく必要があると思います。まずは、家族や友人などとの助け合いが重要であると考えております。 次に、災害に強い地域づくりにつきましては、巨大地震や津波に対する減災対策の基本として、避難対策や土地利用と一体となった総合対策を講じ、将来を見据えた災害に強い地域づくり、まちづくりの推進が必要となっております。 本町では、令和2年1月に新富町国土強靭化地域計画を策定し、公共施設住宅の耐震化、情報伝達手段の多様化、自主防災組織の結成の推進、大規模避難所における空調対策、スマートインターチェンジの整備、老朽橋の改修などの推進方針を定め、災害に強い地域づくりに取り組んでいるところでございます。 次に、がん対策・ワクチン接種対策に関する御質問にお答えをいたします。 まず、乳がん検診は40歳以上の女性を対象に、マンモグラフィーと超音波を用いた検診を集団または個別により実施をしております。乳がん検診の受診率は、過去5年間で見ると15%前後で推移しております。 次に、子宮頸がんに関する御質問についてお答えをいたします。 ワクチン接種対象者への情報提供につきましては、10月に国から勧告がなされ、接種の積極的な勧奨とならないよう留意し、対象者またはその保護者等への周知を行うとともに、接種機会の確保を図ることとされました。これを受けて本町では、従来から行っている健康カレンダーや町ホームページの掲載に加えて、本庁舎、新田支所、上新田サービスコーナーや総合交流センターきらりに配布用リーフレットを置き、啓発を行っております。今後も保健センターだよりに掲載するなど、工夫を凝らしながら、広く周知に努めてまいります。 子宮頸がん検診につきましては、20歳以上の女性を対象に、細胞診とヒトパピローマウイルス検診を集団または個別により実施をしております。子宮頸がんの検診の受診率は、過去5年間で見ると15%で推移をしております。 次に、AYA世代への検診啓発についてお答えをいたします。 AYA世代に当たる15歳から39歳の方を対象に、現在、町で行っている検診は、20歳以上の女性を対象とした子宮頸がんの検診のほか、国民健康保険加入者で20歳代、30歳代を対象とした生活習慣病予防のための、わかば、みつば健診及び会社等で健診を受けていない消防団員を対象とした健診です。 保健センターだより、国保だより等の広報誌や対象者への通知等により受診勧奨を行っておりますが、若いうちから検診を受け、病気の早期発見・早期予防に努めていただけるよう、さらに疾病予防の啓発に努めてまいります。 次に、アピアランスケアについてお答えをいたします。 「アピアランス」とは、「外見」を意味し、そのケアは手術により外見が変化することでつらい思いや、不安を持つ患者の負担を軽減できるようサポートするものです。 主に、医師や看護師等の医療者や美容専門家などが連携をしてケアに当たっており、自治体の取組としては、他県では、医療用かつらや補整具の購入費用助成など、各都道府県と市町村が連携して取り組んでいるようでございます。患者本人や関連団体の声を聞きながら、町としてどのような支援ができるのか、県にも相談し、検討してまいりたいと考えております。 次に、乳幼児及び児童生徒インフルエンザ予防接種の進捗状況についてお答えをいたします。 10月末時点で、2回接種の対象となっている生後6か月から13歳未満の接種件数は639件、率にして18.4%で、1回の接種の対象となっている13歳から18歳以下は84件、率にして8.4%という状況でございます。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 松浦議員の質問にお答えいたします。 がん教育についてですが、生涯のうち、国民の2人に1人がかかると推定されるがんについて、がん対策推進基本法のもと、文部科学省により設置された、がん教育の在り方に関する検討会による報告書では、がん教育の定義として、がん教育は健康教育の一環として、がんについての正しい理解と、がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通して、自他の健康と命の大切さについて学び、共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図る教育であるとされております。 本町の小中学校におけるがん教育の現状についてですが、小学校では学級活動や特別活動において、各学年に応じて規則正しい生活の基本や病気の予防について理解すること、また中学校においては、がんについて関心を持ち、その要因や予防、検診、治療法等、がんに関して正しく理解できることを目的として、保健学習を中心に指導を行っています。 次に、誰一人取り残されない教育についてでございます。 ICT教育の進捗状況についての御質問ですが、現在、GIGAスクール構想の実現に向けた高速通信ネットワーク環境整備として、各学校のネットワーク整備に着手しております。また、児童生徒1人1台のタブレット導入につきましては、本議会において、物品売買契約の締結についての議案を上程しておりますので、議決をいただいた後、本契約を結びまして、年度内に事業完了を予定しております。 ソフト面につきましては、学習支援アプリ及びオンライン会議システムの操作方法についての教職員向け研修を10月に実施し、円滑に運用が開始されるよう学校と連携しながら進めているところです。 次に、遠隔授業についての御質問ですが、GIGAスクール構想の事業により、オンラインの環境整備が整うことになりますので、例えば、町内の各学校を結んだ遠隔授業や家庭でのネット環境が整えば、学校と自宅を結んだオンライン授業も可能と考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) まず、災害発生時の避難所運営についてですが、内閣府公表の避難所運営ガイドラインには、避難所を立ち上げるためには、避難所運営のためのマニュアルや書式などを事前に準備しておき、関係者で共有し、訓練などでその実効性を検証しておく必要があるとされております。女性の視点に配慮した対応やエコノミー症候群への対応、車中泊、テント泊による避難所の安否確認、そして新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだマニュアル改定が必須かと思いますが、避難所運営マニュアルを改定する考えはないかお尋ねをいたします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 避難所運営マニュアルは、現在、個別に対応したというか、コロナが起こってから改定をさせていただいたんですけども、これで完成ということではもちろんございません。今後、しっかり見直しをしていくということに関しては、改定も含めて、やはり常々いいものにしていくというのは、これは、できたから終わりということではなくて、いいものにしていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 内閣府の避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針には、運営マニュアルに基づき、地域住民も参加する訓練を実施することとなっておりますが、避難所運営マニュアルに基づく避難所運営責任予定者の研修や避難所運営訓練の実施、併せて今後の計画について伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁させます。 ○議長(永友繁喜君) 総務課長。 ◎総務課長(池田真二君) 御質問にお答えいたします。 避難所の責任者は、役場の職員が担当することになっております。福祉医療班として、福祉課、町民課、いきいき健康課の職員が行うようになっておりまして、さる5月29日に、避難所の開設及び受入訓練を行っております。この時には町民の方の参加はございませんでしたが、職員20名で研修を行ったところです。今後についても定期的に行っていく予定ではございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ぜひ計画的に、定期的に訓練を行っていただきたいと思います。 次に、今年9月の台風10号の避難にて、ペットの同行避難をされた方が23名いたとお伺いをしました。今回は台風避難でしたので1泊でしたが、今後起こり得る災害では、長期避難も想定されるわけです。 そこで、今後、ペット同行避難開設はどのようにお考えか伺います。 ○議長(永友繁喜君) 総務課長。 ◎総務課長(池田真二君) 今回は、急遽、臨時的に避難所を開設いたしました。10匹の犬、猫等が避難して、それに伴って23名の町民の方が一緒に入られたんですが、町体育館ということで、空調設備がありません。それで、当然9月の初旬でしたので、暑い時期です。暑い思いをされたということで、結構、苦情ではないけど、そういう御相談があったんですが、今後は、その、空調の整備までは町体育館の場合は、ちょっと整備がなかなか難しいもんですから、来られるときには、マニュアルをちゃんと作って、扇風機なり、御本人たちが少しでも過ごしやすいような環境を自らつくっていただくような、そういう避難所の開設をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ということは、これ、今後もこのペット同行避難所開設というのは、開設されるということでよろしいでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私、就任したときに計画を見て、避難所にペット用の避難所がないということで、いや、これはペットと一緒に避難をされてくる方が必ずいるので、ペット用の避難をするのはどうしようかという検討をさせていただいて、実は、体育館の2階を当面使おうということで、今回も、そういうふうに対応させていただいたんですけども、常設というか、もし避難がある場合は、今後もペット用に避難をするような場所をつくっていかなきゃいけないというふうに思っているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ペットは単なるペットという位置づけを超えて、家族や友人の一員として認識されるようなってきている現在であります。ペットとの同行避難をスムーズに進めるためには、平常時から受入体制を整えることや、飼い主を含めた住民への啓発が必要となってきます。 避難所では、動物の苦手な方や、アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。また、ペット同行避難自体を知らない人もたくさんいらっしゃいます。大勢の人が共同生活を送る避難所において、ペットに関するトラブルが生じないようにしなければなりません。 自治体によって、普及啓発活動の取組は様々であり、飼い主への責任を促すために、ペット災害手帳を発行したりしている自治体も存在をしています。ペット同行避難における啓発活動の一環として、町のホームページでの周知、ペット同行避難訓練の積極的な実施が上げられると思いますが、お考えを伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 同行避難についての訓練等も必ず必要になってこようかというふうに思います。 まずは、ただ、やはり全ての方が認められるというわけではないので、動物と一緒に避難をされるとか、避難場所が一緒になるということは、そこはしっかり慎重にならなきゃいけないので、まずは住民の皆さんに、ペットと一緒に避難ができる場所をきっちりまず自分で確保してくださいと、そして、どうしてもない場合に対してペット受入避難所がありますよというような形にしないと、ペットが多くなり過ぎたりということになると大変厳しい部分がございますので、まずは町民の皆さんに、ペットと一緒ならどこに避難するかということをまず考えていただくというような方策をとってまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 次に、台風10号避難所関係でもう一つ伺います。 避難された方々がトラブルなく避難所で過ごしていただくには、避難所での心得も平常時から町民の皆さんに周知しておく必要があると思いますが、お考えを伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) おっしゃるとおり、しっかりと周知をしておく必要があるなというふうに思っています。 ただ、今回、台風10号の避難の中では、見に来られました、見てないですね、聞かれました、何か話を、大変安心して対応していただいたという声を、各学校だったり、各場所で頂きました。こんなに避難所でよくしてもらったのはということで、大変職員が頑張ってくれたんだなというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 町民の中には、やはりこれは常識というものと、基準というのがなかなか、ない方と言ったら失礼ですが、そういう方もいらっしゃいますので、やはり文書として、皆さんが分かるような、そういう何か周知をしていく必要があるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問の共助と互助における学生等の関わりについてです。 10月に、岡山県総社市の市長の講演を聞く機会がありました。講演のタイトルが、「災害は市役所の実力テスト」でありました。2018年7月に発生した西日本豪雨で、どのような判断、行動を取って、市民の命を守ったかの講演でした。総社市はこの豪雨災害の折、行政指導では、全国初と言われるペット同伴避難を開設したところでもあります。 私が印象に残った市長の話の中には、高校生が総社市を救ってくれた、彼らは私たちが思っているほど子どもではないというのです。どういうことかと申しますと、総社市長は日頃から積極的に高校生とSNSでつながりを持つように心がけているとのこと、豪雨が去った日、一人の女子高生から何かできることはないですかとの連絡、市長はとっさに市役所前に来てくださいと返信、結果、高校生が1,000人集まったとのこと、集まった高校生は被害に遭った家の片し隊や避難所でのボランティアに奮闘をしたそうです。そんな高校生の姿を見て、小中学生も自分たちも何かできないかと地域のために社会貢献する姿が見られたとのことです。日頃からのつながりがあってこそと思いますが、この話を踏まえて、学生らとの係わりについて町長のお考えを伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 学校関係とも、しっかり教育をしていくということも、防災意識を高めていくということも大事でしょうし、つながりを持っていくということも大事だというふうに思います。 新富町には、高校だったり大学というのがないんですけども、小学生、中学生でもやれることっていうだったり、協力できることだったりって、もしかしたら中学生ぐらいになると、あろうかというふうに思います。また、家庭にいる高校生だったりも、平常な形で協力してくれるというふうに思いますので、やはり関係性の構築というのは重要かというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 日頃からのつながりがあってこそ、いざというとき、10倍、100倍の力が発揮できると思います。学生らとの語らいの場を一つでも多く設け、大好きな町、新富町に帰ってきたくなるまちづくりを、ぜひともよろしくお願いいたします。 次に、災害に強い地域づくりについてですが、自主防災組織の現状を伺います。 ○議長(永友繁喜君) 総務課長。 ◎総務課長(池田真二君) 災害に強い地域づくりということで、今、新富町では防災士の養成と、あと、自主防災組織の結成について力を入れているところであります。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 自主防災組織が幾つあって、幾つつくることができて、その中で、組織化されていない地区というのがどのぐらいあるかをお伺いします。 ○議長(永友繁喜君) 総務課長。 ◎総務課長(池田真二君) 62地区ございますが、新富町には、自主防災組織を結成されている地区が37地区、今年度1地区、それに加わろうとしておりますので、38地区ができる予定になっております。そのほか、まだ25地区、24ぐらいですか、地区はまだ結成されておりませんけども、区長会とか、あと防災講話のときには、自主防災組織の結成について各区長さんにお願いしているところではあります。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 区長さんとかにお願いをしているという、ちょっと他力本願と言ったらいけないんですが、やはり行政が主導になってやっていくべきことではないかなというふうに思います。 先月、防災士ネットワーク新富支部の会合があり、私も初めて参加をさせていただきました。自治体との連携、組織としての訓練など、たくさんの課題が上がりました。皆さん、志高く、それぞれの地域に根差した活動が何かできないかと考えていらっしゃる方々ばかりです。自治体と連携し、組織化し、地域に寄り添う支援を早急に実現をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、がん対策・ワクチン予防対策の乳がん検診について、実施状況と受診率について伺いました。 それでは、乳がんを受診された方のうち、精密検査が必要と判断された人数、その中で実際に受診された人数をお聞かせください。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当課に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 乳がん検診の受診者数、それから精密検査となった方の数、それから精密検査を受けた方の数についてお答えします。 直近3年度で御報告をさせていただきますが、まず乳がん検診の受診者数が、平成28年度が621名、29年度が795名、平成30年度が634名でございます。そのうち、精密検査が必要となった方の数ですけれども、28年度が7名、29年度が6名、30年度が4名です。そのうち、精密検査を受けられた方につきましては、この要精検者と数が同じで、皆さん精密検査を受けられておられます。要精密検査の、必要となった方のうち、経過観察となっている方が、28年度が5名、29年度が3名、30年度が2名でございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) それでは、精密検査が必要と判断された方に対して、どのような受診勧奨を行っているのか伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 精密検査の対象となった方につきましては、委託医療機関から連絡を受けまして、町の保健師から対象者の方に電話または訪問により結果をお伝えして、精密検査機関の紹介を行い、受診を促しているところです。また、平成30年度からは、その対象者の方に会えない場合に、結果を知らせることが遅くなるということから、検査結果をまず御本人に郵送して、保健師が後日電話での連絡や訪問等により受診を促すこととしておるところです。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 国が制定しました、がん対策加速化プランに基づく予防の取組の中で、精密検査に受診者に対する受診再勧奨を行うことも示されております。受診率向上を図るとともに、精密検査未受診者の方に対しては、見つけることができたかもしれないがんを、見逃してしまうことにもつながってしまいますので、積極的な受診、再勧奨も引き続き行っていただきたいと思います。 次に、日本を含むアジアの女性に多いと言われている、乳腺濃度が濃い高濃度乳房は、マンモグラフィーでは乳房全体が白く写り、腫瘍も白く写るので、がんがあっても見えにくいという特性があります。乳腺専門医の間では、雪原の中で白うさぎを探すかのようなものであるというふうに例えられています。検査結果については、国は自治体に要精密検査か、異常なしのいずれかで結果を伝えるように指針で定めております。多くの自治体が高濃度乳房でがんの見つけにくかった場合でも、異常なしで通知されているのが現状です。 そこで、高濃度乳房の方への対応は何かできないかと考えますが、いかがでしょうか。伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 高濃度乳房につきましては、先ほど議員から御説明があったとおりでございます。 それで、本町におきましては、検診方法としましては、マンモグラフィーに加えまして、超音波検査を実施をしておりますけれども、現時点で推奨できる有効な検査方法というのはないようでございます。高濃度乳房であるかどうかに関わらず、定期的に御自身の乳房の変化を確認すること、それから検診を定期的に受診すること、また症状があれば放置せずに病院をすぐ受診することの広報啓発に現在努めているところでございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 超音波検査も同時に行っていることを伺いました。二重の検診により、見つけにくいがんを発見できる可能性が高くなります。しかし、異常なしとの通知が届けば、さらに検査を受けてみようとはならないと思うのです。ですから、がんを見逃すことのないよう、検診啓発はさらに重要になってくるのではないでしょうか。 乳がん検診は2年に1回受診することになっておりますが、受診年度に、例えば、妊娠、授乳中、疾病療養中などで検診対象外となった方、またやむを得ない理由で検診を受けられなかった方を対象に、翌年、申請審査によって受診できる特殊措置制度を導入する考えはないか伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 乳がん検診につきましては、基本的に2年に1回受けていただくということにしております。2年に一度の検診の費用につきましては、1回の検診の当たり8,800円ほどかかるんですけれども、本町におきましては、自己負担額が、40歳から64歳の方で3,000円というふうに負担をお願いしております。ですから、2年に1回ではございますけれども、毎年受けられる方につきましては、1年目の自己負担が3,000円、次の、連続して2年目に受けられる場合には8,800円、それから3年目がまた3,000円という形になるんですけれども、先ほど議員からありましたように、妊娠・出産等、やむを得ない事情で2年に1回の検診が受けられなかった方につきましては、次の検診のときに8,800円ではなく、3,000円の自己負担で受けられるように配慮して、ならべく皆さんが受診をしやすい環境づくりに努めているところでございます。 以上です。
    ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 本町でもこの制度を導入されていることを伺い、感動いたしました。さらに検診機会が増えますし、早期発見にもつながる、これはすごくいい制度だと感じます。新富町は、ほかの市町村とは違う特別制度を実施していることも、もっと積極的に堂々とアピールしていくことも大事だと思います。 次に、乳がんは自分で発見できるがんの一つでもあります。実際に病院で乳がんと診断された女性の60%以上は、自分でしこりを発見して受診されたという方がほとんどだそうです。早期発見に必要なことは、定期的に自分の胸の状況を見て、触って、知っておくことで、些細な変化に気づくことが何より重要だと思います。 そこで、乳がんに関するセルフチェック、自己検診の普及啓発の取組について伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) セルフチェックの普及啓発についてお答えします。 乳がん検診を受診された方は、受診後、セルフチェックの方法を載せたパンフレットを配布をしまして、しこりがないか、張りや痛みがないかなど、日頃から自己検診を実施していただくよう啓発を行っております。 また、二十歳の成人を迎える方につきましては、パンフレットやセルフチェック用の手袋、現物を持ってきております。こういったものです。こういったものをお渡しして、若い方にも若いうちからの検診受診というものを、呼びかけを行っているところです。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 乳がんは30代から増加し始め、40代後半から50代前半にピークを迎え、働き盛りの方に多い疾患となっております。中には20代で患う方もいますので、やはり若いときから関心を持つことが大切になってまいります。若い世代にも関心を持っていただけるように、洗面所の鏡やお風呂に貼って利用する、永久保存版のシートタイプのチラシを導入し、配布する考えはないか伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) やはり自己検診とていうのが大事であるというふうに考えております。自宅で、入浴時にできるセルフチェックの方法が書かれたシート等の配布につきましては、今後、検討をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 導入された場合は、対象者配布だけではなく、新富町内の病院をはじめ、ホテルや温泉、飲食店や理美容院等にも配布していただきたいです。トイレの洗面所等に貼っていただいて、関心を持ってもらうことが目的です。 先日、36歳のときに乳がんになった方から話を伺う機会がありました。温泉に行った際、このシートが鏡の前に貼ってあり、自分は違うだろう、ないだろうと思いながら、その場でチェックをしたところ、しこりが見つかったとのこと、また私がよく行く喫茶店のトイレの鏡にも貼ってあるので、やはり意識してチェックしてみようと思うわけです。ぜひ早期に導入していただき、女性の健康と命を守るためにも、定期検診受診率の向上、そして自己検診の取組をさらに進めていただきますようお願い申し上げます。 次の質問の、子宮頸がんワクチン接種対象者の確実な情報提供についてです。 10月に厚生労働省は、子宮頸がんワクチン、HPVワクチン、関連リーフレットを改訂をしております。改訂版が本町のホームページに記載されていることも確認をいたしました。また、改訂を受けて、リーフレットを置き、啓発に努めていただいたこと、大変にありがとうございます。 厚生労働省がリーフレットを改訂したと同時に、発出された局長及び課長通知には、今後、リーフレット等の資材を対象者へ個別に通知すること、対象者などができる限り、漏れなく情報に接することができるよう、毎年一定の年齢の対象者にも送付する等の工夫することが望ましいと記載されています。 定期接種対象者、小学6年生から高校1年に漏れなく確実に情報提供するためには、個別通知、いわゆる郵送しかなく、課長通知には、当初は当該年齢より上の対象者にも送付する工夫をすることが望ましいと記載があるように、特に最終学年である高校1年生への個別通知が必須だと思います。接種をお勧めする内容ではなく、子宮頸がんやワクチンに関する情報や接種に必要な情報を個別にお送りすることは、積極的な勧奨とは異なりますとあります。このことを踏まえての見解を伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 10月に改訂があった後に、ホームページ等にもしっかりリーフレットを載せました。なかなか私自身が、どれが積極的勧奨なのかということを、実は分からないなっていうふうに思っている案件でございまして、周知徹底、こういう制度があります、定期接種の中に入っていますということを周知をするというのは、これは間違いなく周知をしている、そして個別でと言われる部分については、例えば、広報に載せて各家庭に配布ができるような形で配布をしているんですけども、この案件だけを取り上げて、じゃあ、周知をした、各戸に配布をしたってなると、これって実は勧奨にならないかなっていうふうに思っているんです。 この、これが定期接種になりましたよということで、子宮頸がんワクチン接種が定期接種ですということで個別に郵送していくと、今度は勧奨をしたこと、これって役場からこの案件が来たけど、受けなきゃいかんちゃね、みんなこれって必須なのかね、絶対受けんといかんちゃろうかとか、受けた方がいいんじゃろうかっていうふうになると、これって積極的勧奨になってしまうんじゃないかということがあるので、とにかく人目に触れる、いろんな情報と共にきっちり情報が伝わるようなことはしていかなきゃいけないというふうに思っていますんで、そういった意味ではホームページに載せたり、広報誌に載せたりということは続けていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 昨日、連立政権安定の21年時局講演会で、武井衆議院議員の講演を聞く機会がありました。 新型コロナウイルスワクチンのリスクの話から、子宮頸がんワクチンのリスクの話になり、感染症はワクチン接種を進めるとの内容でした。また、2018年ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授は、授賞式後の記者会見の場で、NHKの記者が子宮頸がんワクチン問題を含む日本の医療政策における課題に関するコメントを求めると、本庶氏は、「NHKさんがこの問題を取り上げることは非常にいいこと、マスコミはきちんとした報道をしていただきたい」と述べ、「子宮頸がんワクチンの副作用というのは一切証明されていない。日本でもいろいろな調査をやっているが、因果関係があるという結果は全く得られていない。厚生労働省からの勧奨から外されて以来、接種率は70%から1%以下になった。世界で日本だけ若い女性の子宮頸がんの罹患者が増えている。今からでも遅くないからきちんと報道してほしい。実害が生じている」とコメントされております。 対象者とその家族に対し、子宮頸がんやワクチンに関する情報を周知することで、予防接種を受ける選択肢を示すことが目的です。子宮頸がんワクチンの正しい情報を町民に伝え、予防接種を受けるか自分で決める環境をつくるべきと強く願っております。 次の質問、子宮頸がん検診についてお伺いします。 子宮頸がんは、定期的な検診で早期発見・早期治療を行うことで、さらに命を救うことができます。宮崎県のデータですが、平成26年に子宮頸がん検診受診率は40%ほどありましたが、27年にはなぜか半減、20%になっております。これ以降もずっと20%以下となっております。 本町の20歳以上の女性が、11月末現在で7,132名おられるそうです。県の平均で計算しても1,426人しか検診していないことになります。やはりもっと多くの方に受診を受けていただく工夫をしなければなりません。特定検診で、トマピーカードのポイント還元を実施しておりますが、がん検診においても、受診特典を設けるなどのお考えはございませんか。伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 大事なことっていうのは、実はそこにあるんだろうなというふうに思います。ワクチンを受けるとかっていうことではなくて、ワクチンを受けるっていうことが予防につながったりっていうことにもなるんですけど、早くしてがんにかかる人、どれだけ差があるかとか、早期発見・早期治療ができる人をどれだけ増やすかということを考えるときに、検診をしてくださいということはすごく重要なことだというふうに思いますんで、そこは積極的に考えていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 次の、AYA世代への検診啓発についてを先に伺います。 AYA世代のがん患者は、全国で年間約2万人いると言われており、がん患者全体の約2.5%です。多感な青春時代を過ごす中で、就職や結婚、出産といった人生の節目に際して、ほかの世代とは異なる悩みを抱えています。このAYA世代の最も多いがんは、15歳から19歳が白血病、20歳から29歳が胚細胞腫瘍・性腺腫瘍、30歳から39歳が女性乳がんとなっています。多忙なAYA世代に対しての検診受診向上については、一層の工夫に努めなければなりません。 一つ紹介したいのは、女性の30歳から39歳が、乳がんの罹患者が多いことから、川南町は、就学時前健診のとき、保護者に対してがん検診の啓発活動の一環として、がん経験者の体験を通して当事者に話をしてもらっているようです。本町では、何か実行している啓発活動はございますか。伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) AYA世代へのがん検診の啓発につきましては、本町としましては、やはり毎年の就学時健診の際に、保護者の方に対しまして、保健師と管理栄養士が行って、講話を行っております。 内容につきましては、子どもたちが学校に通い始めるための準備、それから予防接種の受け方、それから食事の大切さなどについて講話を行いまして、保護者本人につきましては、がん検診や健康診断受診の必要性についても、保健師、管理栄養士のほうから話をさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ありがとうございます。しかし、今までどおりの方法ではなかなか受診率は上がらないと思いますので、さらに工夫をしていただきたいと思います。受診率を上げる大切な視点は、一人一人の意識を向上をさせることしかありません。 次に、小中学校におけるがん教育についてですが、東京女子医科大学がんセンター長の林教授によると、大人より子どもに教育することが有効な理由として、例えば、たばこの有害性をテーマに公開講座を開いたとしても、きっと愛煙家は参加はしない、大人は自分の都合で取捨選択するから一部にしか伝わらない、だが、学習指導要領に、「がんについて学ぶこと」と一行書くだけで法的拘束力が生まれる。内容や構成、程度に個人差があっても、全国津々浦々、全ての子どもたちががんについて学ぶ、これは非常に大きいと言われています。 がん教育の重要性を踏まえて、各学校で取り組んでいるとのことですが、年間の授業時数はどのくらいになりますか。伺います。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 人生100年時代を生きる子どもたちにとって、この国民の2人に1人がかかるというがんについて教育することが、非常に重要だとまずは考えております。宮崎においても、がんに関する教育指導資料というのを作りながら取り組んでおるところです。 現在、小学校では道徳や学級活動の中で、規則正しい生活や健康な生活を送ることを中心に、各学年それぞれに1時間程度、中学校では、保健体育、社会科、道徳等の教科において、1時間から2時間程度を割いて取り組んでおります。そこに、このがん教育を教える上では土台が必要であると考えておりまして、健康や疾病について、まずしっかりと理解を深めながら、そして自分を振り返りながら日常の生活習慣、そういうものを整えながらこれを学んでいくということが大事だと考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) がん経験者や医師が外部講師として、学校現場に行くことの重要性が指摘をされております。医療者や経験者が自分の体験を語る言葉は、子どもたちの心にとても響くと思われますが、これまで、がん経験者や医師が外部講師として、直接話を聞く機会はありましたか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 現在、実際に教科書、それから教材の中で実話を取り上げておりますが、児童生徒が体験者からのお話を聞く機会というのは今までないというふうに聞いております。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 日々、命を預かっている医師や、がんと向き合った人が伝えれば、より現実味を持って子どもたちに考えさせられることができるのではないでしょうか。 教員はがんに関する知識の教育はできますが、それだけでは意識の教育には不十分だと思います。文部科学省が全国の国公私立の小中高校などに、約3万7,400校にがん教育の実施状況を聞いたところ、17年度は56.8%だった反面、外部講師の活用は12.6%にとどまっていたといいます。現場の声、また当事者の声に勝るものはないと思います。外部講師と学校側と事前によく打ち合わせをした上で、段階を踏まえながらより効果的な授業を行っていただきたいと思います。 また、参観日の授業の一環として、子どもと保護者が一緒にがん教育を受ける機会があれば、啓発や家族で考える機会になると思いますが、今後のがん教育についてどのように考えておりますか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 議員が言われましたように、実体験を直接聞くことはとても大切な意義があると思います。 ただ、また先ほども言われましたように、段階を踏まえながら、人生100年時代を生きる子どもたちが健康について理解をすると、そして今の生活を、生活習慣を振り返りながら、どうやってやっていくんだと、そういうものを、それぞれの段階において十分に理解にしながらこのがん教育を知ると、直接体験者から聞くということ、そういうものを一つの方法として、それからもちろん大事な方法として取り入れていくということは大変意義があると感じます。 以上です。ごめんなさい。抜けていました。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 今のような、踏まえながら、今後またそういった機会を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ありがとうございます。改正がん対策基本法に盛り込まれた、がん教育の推進により、がん教育を受けた子どもたちに大人が背中を押される形で、検診の受診率が大きく向上したとの報告もあります。家族の健康について家族で話し合う、児童生徒が自分の家族の健康に関心を持つ、授業を通して、家族と話し合う機会の大切さを学び、家族全員で命の大切さを実感していきたいと思います。 続いて、アピアランスケアについてです。 脱毛や皮膚、肌の変化、手術痕など外見に変化が起き、こうした外見の変化により、医療用ウィッグや胸部補整具で分からなくすることで、社会とのつながりを保つことができます。医療用ウィッグや胸部補整具は高額であることから、購入を諦める方もいらっしゃいます。そのような方のために、助成できる仕組みをぜひ検討をしていただきたいと思います。 この項目の最後の質問になります。 乳幼児及び児童生徒インフルエンザ予防接種の進捗状況を伺いました。短期間での病院への手配や対象者への周知、大変にありがとうございます。助成があることによって、兄弟全員予防接種できたとの喜びの声も伺っております。 一方、ワクチンが足りずに、仕方なく、指定病院以外で接種したということも伺っております。インフルエンザ予防接種は、自分を守るだけでなく、周囲を守り、医療崩壊を防ぐためにもこれからも重要と考えます。 そこで、今後も助成制度は引き続き取り組んでいただけるのでしょうか。伺います。 ○議長(永友繁喜君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 今年度から乳幼児、小中学生、高校生の助成を始めております。この財源につきましては、再編交付金を活用させていただいております。やはり単年度で終わることなく、持続的にこの取組ができるようにということで、この財源を活用をしているところでございますので、引き続き、継続して行っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 引き続き取り組んでいただければ、今後は指定された病院以外でも助成できる体制を取っていただき、より多くの方々に接種していただけるよう取組をお願いいたします。 私たちは今、新型コロナウイルスと向き合う中で、命の尊さを実感をしております。来年、新型コロナワクチンを接種できるよう、現在、急ピッチで取組が進んでおります。それぞれのワクチンには、リスクは必ず存在します。副作用よりも命が助かるメリットのほうがはるかに多いわけです。新富町からがんでなくなる方を限りなく少なくしていくという決意を込めて、この項目を終わりたいと思います。 次の項目の、誰一人取り残されない教育の中のICT教育の進捗状況について伺いました。10月に先生方向けの研修を実施したとのことですが、具体的内容と今後の研修予定はございますか。伺います。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 10月に実施しました研修会は、オンライン会議システムを活用し、基地局として富田中学校と町内の3中学校をオンラインで結んで行いました。 こゆ財団の中山氏の支援を受けながら、校務用パソコンを使って、町内、小中学校全ての先生方を対象に、学習支援アプリの操作を体験してもらう内容、研修でした。この研修以後も各学校内において、研修に取り組んでおります。 今後の予定としましては、1月に全教職員対象のオンライン会議システムを使った研修会を予定しております。内容は、宮崎大学の准教授を講師として、読解力についての講演会となります。 なお、タブレット導入後も効果的な運用が図られるよう、次年度以降も必要に応じて教職員を対象とした研修会、引き続き計画してまいります。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) コロナ禍の中、感染拡大防止に注意しながらの対面授業、それに加えて、ICT教育に向けた研修に取り組んでいただき、大変にありがとうございます。 GIGAスクール構想の専門家の中では、自治体、教師間での経験値や意識の差を懸念する声も上がっております。効果的に活用するには、自治体での体制強化や教員研修が重要と思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 最後に、遠隔授業についてです。 ICT教育、またコロナの感染拡大に伴う一斉休校を機に、遠隔授業に挑戦する学校が拡大をしております。せっかく立ち上げた仕組みを有効活用できないかと考え、不登校の生徒向けに活用する学校もあるようです。 そこで、現在、本町で、不登校や保健室登校の児童生徒など、教室で授業を受けることができない子どもたちはいらっしゃいますか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 現在、適応指導教室けやきには、2名の中学生が入っております。小学校では不登校の子どもはおりませんが、登校後、部分的に保健室で過ごしている児童が数名いる状況です。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 福岡市立青葉中学では、不登校の傾向にある生徒10人ほどが、自分の教室ではなく、校内の別室で遠隔授業を視聴しており、一緒に授業を受けている感覚があると喜んでおり、希望すれば自宅での利用も可能、中には自信をつけて教室に戻り始めた生徒もいるそうです。授業の様子が分かったことで、教室への心理的なハードルが下がったのではないかとのこと、今後、自然災害などで登校できなくなった場合にも、遠隔授業を活用できると見込まれます。 GIGAスクール構想により、一人一人に寄り添う教育がさらに加速化し、進もうとしています。誰一人取り残されない教育、誰一人取り残さない教育を強く要望しまして、私の全ての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時から再開いたします。午前11時54分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 6番、出口喜重郎議員の質問を許します。出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) それでは、私の質問をさせていただきます。 私は、五十数年前に富田小学校を卒業いたしました。孫も現在、富田小学校にお世話になっております。私が通っていた頃と比べて、現在は教育事情が全く違ってきております。 町は、新富町の教育令和2年度版を作成していますが、その中で重点施策として確かな能力の向上、特別支援教育、生徒指導の充実と学校安全の徹底などを掲げています。 国が推進している1学級の人員はどうなのか、教育者の人員は不足していないのか、今後の生徒数の見通しはどうなのかなどをお伺いいたします。 一つ、不登校児童、いじめについて、2番目に、学力テストがない現状について、児童間の格差はないのか、3番目に追分分校の復活は可能なのか、以上、教育問題として質問させていただきます。 次に、こゆ財団は地域に活力を生み、新富町まち・ひと・しごと総合戦略を目的とし、活動しています。 その中で、1、特産品の開発・販売、2、人材育成を主な柱として移住者の取組や様々な事業にも取り組んでいます。残念なことに、本年度は新型コロナウイルス感染症の発生により、活動は停滞をしています。そこで、今後のこゆ財団の経営方針、将来の展望についてお尋ねをいたします。 1番目に、ふるさと納税取扱いについて、2番目に、こゆ財団が主催する各種セミナーについて、3番目に、加工品開発事業について、以上、こゆ財団の質問をさせていただきます。 次に、農業問題として、町の第2期総合戦略、「子どもが帰ってきたくなる町」を目指してとうたっていますが、その中の基本目標1、雇用を創出するについて質問いたします。 基本目標1の中の新規就農者及び農業後継者の支援を掲げています。町は、どのような具体的プランを持っていますか。 1番目に、高卒・大卒を含む新規就農者などの支援について、2番目に、研修農園や農業環境整備についてお尋ねをいたします。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 最初の質問に対しては、後ほど教育長のほうから答弁があると思いますので、その後の質問にお答えをいたしたいと思います。 まずは、こゆ財団の経営についてお答えをいたします。 ふるさと納税の取組についてでございますが、御案内のとおり、町はこゆ財団にふるさと納税に関する事務を委託をしております。 こゆ財団は、町産品のブランディンク等により、魅力ある返礼品を用意し、一昨年度は約19億円、昨年度は約12億8,000万円ものふるさと納税を本町へもたらしてくれました。今年度は15億円を目指し、町と共に推進を図ってまいります。 こゆ財団が主催をする各種セミナーについてでございますが、昨年度は人材育成や地域ブランディング等の各種セミナーや講座の開催を積極的に実施してまいりましたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、開催を中止・延期するなどの大きな影響を受けました。現在は、感染予防の観点から、可能な限りインターネットを活用したウェブ講座の形式に転換を図っており、今後もそのような対応が続くものと予想をしております。 加工品の開発についてでございますが、昨年度は実割れ、変形といった、市場に出せない果実を使用した新富ライチゼリー等の開発を行いました。今後も生産者や加工業者と連携をして、新たな付加価値を持った町産品の開発に努めてまいりたいと思います。 次に、農業施策について。 高卒・大卒を含む新規就農者の支援についてお答えをいたします。 第2期新富町まち・ひと・しごと創生総合戦略において、雇用を創出するという基本目標の一つとして、新規就農者及び農業後継者の支援を掲げております。 就農を希望する方に対して、町、農協、普及センター等と連携をし、相談を受け、農業大学校の農業実践塾や新富町の先進農家での実践的研修等へ受入支援を行うとともに、就農開始に向けた農地、ハウス等の確保や就農後のサポート支援を行っております。 次に、研修農家(農園)や農業環境の整備についてお答えをいたします。 現在、施設園芸や露地等の耕種系の新規就農については、農業大学校が保有する研修圃場やハウス、農協のトレーニングハウスなど、研修及び就農に向けた農業環境の整備がなされているところでございます。 今後、畜産においても、新規就農及び担い手育成及び確保に向け、研修制度の構築及びチャレンジ牛舎の施設整備を進めるとともに、新たな作物栽培の実験・研究が行える施設等の整備も検討したいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 出口議員の質問にお答えいたします。 不登校児童、いじめの現状と対策についての御質問ですが、本町の小中学校の全体の状況についてお答えいたします。 まず、不登校児童生徒につきましては、平成22年度から令和元年度までの10年間の状況を申し上げますと、小学校では多い年では3名、少ない年はゼロ名であり、全児童生徒の0.1%~0.5%で推移しています。 中学校は多い年は10名、少ない年は2名で、全生徒の0.3%~2.8%の間で推移しております。 文部科学省が毎年行う生徒指導、学校諸課題調査による全国の10年間の不登校の状況では、小学校では、全児童数の0.3%~0.8%、中学校では全生徒の2.6%~3.9%で推移し、小学校、中学校共に増加傾向にあります。 全国の状況と比較しますと、本町では、小中学校共に全児童生徒に占める割合は少ない状況です。 不登校児童生徒への対応につきましては、適応指導教室「けやき教室」を開設しています。また、スクールソーシャルワーカーによる個別の支援、ケースによっては、児童相談所や関連機関と連携したケース会議の開催などを行っております。 次に、いじめの現状についてですが、本年度4月からの本町小学生を対象にした調査では、980名中の852名、全体の87%が「いじめられたことがない」と答え、128名の13%が「いじめられたことがある」と答えています。 いじめを受けたと感じた内容については、複数回答により多いものから「友達から冷やかしや嫌なことを言われた」42%、「仲間外れにされた」16%などが挙げられます。 中学生を対象にした調査では、445名中の424名、全体の95%が「いじめられたことがない」と答え、22名の5%が「いじめられたことがある」と答えています。 いじめを受けたと感じた内容については、複数回答により多いものから「友達から冷やかしや嫌なことを言われた」56%、続いて「仲間外れにされた」14%などが挙げられます。 いじめ問題の対策としましては、平成26年に新富町いじめ防止基本方針を策定し、基本的方針と対策を示しております。 各学校においては、定期的なアンケートの実施や教育相談等により、早期発見と防止に努めるとともに、該当事案が発生した際には、学級担任が一人で対応するのではなく、関係児童生徒及び保護者に対する対応を、管理職を中心に複数の関係教職員や関係機関等で組織的に当たることとしています。 一人一人の人権を守ることを基本に、いじめは絶対に許されないということを継続して児童生徒に指導するとともに、未然防止、早期発見・早期対応に努めたいと考えております。 次に、学力テストがない状況で、児童間の学力格差の認識と対策についての御質問ですが、今年度はコロナウイルス感染症の影響により、毎年実施している全国学力・学習状況調査は実施されませんでした。しかし、学校において有効に活用がなされるよう、学習指導要領において示されている学力観に基づいて作成された調査問題集を全学校に配布しております。 また、県教育委員会が実施する宮崎学力テストについては、小学校5年生と中学校2年生を対象に実施されましたので、集計の上、児童生徒の学力状況を把握し、分析を行い、学力指導力向上の方策に活用したいと考えております。 児童間の学力の格差につきましては、教科により少人数指導やチームティーチングなど、非常勤講師を配置するなどの授業支援を行っております。 また、今後、GIGAスクール構想における1人1台のタブレット整備により、個に応じた指導が効果的に図られるよう、有効に活用してまいりたいと考えております。 次に、追分分校の再開についての御質問ですが、追分分校は平成24年3月末をもって廃止しております。学校の再開については、現状では考えておりません。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 今、詳しく説明を、答弁をしていただきましたけれども、全国でも宮崎県は4番目に多いいじめがマスコミなどで発表されております。 今、お答えをいただきましたとおり、町内の小学校の現状は大変、全国的に見てもいい状況なのかなという、私は印象を受けておりますが、このいじめが、発表が多くされているということは、先生たちがきめ細かい指導をしているというようなことだと私は思っておりますけれども、その点はどうなんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 宮崎県の児童生徒1,000名当たりのいじめ認知件数は、直近の3年間、全国でも高い数値になっております。しかしながら、この認知件数につきましては、今、御指摘のありましたとおり、いじめにつながるような微細な悪口、嫌がらせなどを積極的に認知し、学校の全職員が共有して早期発見・早期対応につなげていこうという方針が浸透していることの現れであると、県教育委員会も肯定的に捉えているものがあります。 大事なことは、積極的ないじめの認知が重大事態を未然に防ぐことになると考えます。それから、早い段階での組織的な気づきと迅速的な対応につながると、つなげていかなければならないと考えておるところです。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) ありがとうございました。 まず、先生たちの大変な努力は、この結果には現れているなと思っておりますので、今後ともきめ細かい指導を子どもたちに行ってほしいと考えております。 次に、学級編制の中で、なかよし学級、たんぽぽ学級が組み込まれておりますが、その差はまた各学年何名ぐらいいるのか、学年進級の過程で普通学級に再編制されることはあるのでしょうか。お願いいたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) お答えいたします。 知的の特別支援学級は、知的障害によって学校生活や学習に特に配慮が必要な児童生徒が対象です。 自閉症・情緒の特別支援学級は、発達障害によって学校生活や学習に特に配慮が必要な児童生徒が対象となります。 町内小中学校の知的障害の学級には、各学年から約1名から2名が在籍しており、自閉症・情緒学級には、各学年から約5名から8名の在籍があります。 本年度は、小学校では総数41名、中学校では総数23名が特別支援学級に在籍しています。 在籍学級につきましては、学校での修学状況や児童生徒、保護者の意向等を踏まえ、毎年11月に教育支援委員会等で次年度の在籍学級の検討及び決定を行っているところです。そして、在籍の変更はその状況により可能です。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) そういった、なかよし学級、たんぽぽ学級が少なくなるよう、まあ、これはどうしようも、どうしようもないというか、学校の努力ではどうにもならないとは思いますけれども、できる限り普通の学級に編入ができるような指導をお願いしたいと思っております。 それから、今、コロナの影響で全国的な共通テスト、県の共通テストなどがない状況で、町内の子どもの学力は全国平均または県平均、児湯郡内平均から見てどの程度なんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) まず、本県の小中学生の学力は、毎年小学校6年生と中学校3年生が4月に行う全国学力・学習状況調査において、直近の5年間、全国47都道府県の31位~35位で推移しております。 本県の県内の学力順位につきましては、直近の結果で26市町村中、中間位置でございます。ただ、教科や学年により、それぞれ学力は異なり、全ての教科の平均で学力を判断するということは難しいと考えております。 これから大事な学力につきましては、一人一人が目標を立てて、学習計画を自分で立てて、取り組んで、そしてうまく結果が出ないときには相談しながら修正する、そういう、生きた学力というものを土台にしながら、学力を高めていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) なかなか学校の成績も、子どもの成績も、上げるというのは非常に難しいことだと思いますけれども、以前は、学校の勉強についていけない子、特に成績のよい子どもの割合が少数で、逆V字型が多かったと聞いております。私どものときもそういった傾向だったと思っております。 現在は、この傾向は逆になり、V字型になり、学力の差が大きくなっていると聞いています。先生方の一生懸命の指導してくださっていると思いますが、本町の状況はどうなんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) お答えいたします。 御指摘のとおり、数年前までは学力差が顕著に現れ、得点の高いグループと低いグループの山が2つあったり、得点の低いグループの集団が多かったりなどの状況がありました。しかし、5年前から、先生の授業改善を目的とした重点支援校訪問が始まり、本町の学校全てが授業改善に取り組んでおります。 また、学習支援員の配置により、個に応じた指導、個別指導も充実してきております。現在、通常の正規分布である一山型に改善されてきておるところです。 以上、お答えいたします。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) なかなかV字画型からこう、そういう状況でありますんで、学力の差が出ないような指導をしていただければ、一番いいと思いますけれども、なかなかこれも難しい問題だろうと思っております。 その中で、タブレットの授業が近いうちに始まると思われますが、どのような授業になるんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) タブレットにつきましては、まず、スマートフォンに近い機能を有し、教科書に数多く記載されているQRコードを瞬時に関連画像や動画を視聴することができたり、写真や動画撮影機能で毎時間の板書や実験、運動など、活動の様子を記録し、残し、見直したりすることができるようになります。また、インターネット検索機能を使い、学習関連情報を検索することも可能です。 さらに、学習支援クラウドを使って学習したことをタブレット上で共有したり、発表資料を作成したりすることができます。これまでの、先生が教授する、教えることが多かった授業から、児童生徒自身がタブレットの機能を駆使して、自分に合った学習内容を選択したり、個別に考え、調べたりして、幅広く理解し、そして発信したりすることができるといった、個別最適化の授業が期待できます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) タブレットの導入によって、できる子、できない子、この差がうんと開いてくると、これ大変な問題でありますんで、ますます今の状態の格差が広がらないような指導をしていただきたいと思っております。 また、国は1学級、少人数体制を推進しているようですが、令和2年度新富町の教育白書では、富田小学校では平均30人以上となっております。新田、上新田小学校では、少人数学級が実現できていると思われますが、富田小学校では多少多過ぎるのではないかと思います。その対策は、どのように考えますか。 また、富田小学校では児童数が620名から630名程度で推移をしておりますが、将来の富田小学校、新田小学校、上新田小学校、この将来の推移といいますか、児童数の推移はどう見ていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) まず、富田小学校につきましては、それぞれ支援員、それから指導員を配置をしまして、個に応じた指導の充実を図っていきます。それから、学級編制等につきましては、現在、県の配慮等々踏まえながら、1年生は30人学級を目途に、2年生は35人学級を目途に編制をしていくというようなことで、今、調整を図っているところです。 それから、あと1学級の数は多くても、あとグループ学習、その子どもの力に応じたグループを編制しながら細かく対応していくと、そういうことが大事だろうと考えます。 それから、あと、本町の場合には、子どもたちの増減につきましては、児童生徒数が5年後には約20名減少いたします。それから、富田小につきましては、ここ5年後は大きな数はございません。そういうようなところで、小学校、中学校、特に富田小の場合には、富田小学校、富田中学校が連携を図りながら、それぞれ指導の充実を図っていくということが大事だろうと考えております。 5年後以降、まだ子どもたちは、小学校1年生はまだ生まれておりませんけれども、それぞれの状況を踏まえると、減少していく状況にはなろうかと思います。現状としては、今のようなお答えをいたします。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) ありがとうございました。 最後に、学級数は将来、今の答えでは将来は不足はしないということでありますけれども、町は移住者を何とかしようということで、移住者の募集もしているようでありますが、その中で、子どもたちが多くなれば、先ほどの答弁の中では否定をされましたけれども、以前、廃校した追分分校の復活を考えるということはできないんでしょうか。 現在、在学中の追分、上日置、野中、平伊倉の児童約40名程度がいるようでありますが、追分分校に移動させると学級編制に余裕ができるのではないかと思います。一度、廃校させた学校を復活させるのは、大変な時間と予算的措置が必要になると思いますが、自然に恵まれ、静かな環境で勉学にいそしむには最高の場所ではないかと思っております。これはもう答えが、先ほど頂きましたので返答は要りません。 次に、こゆ財団について質問をさせていただきます。 このこゆ財団への町民の理解度は、いまいち反応が鈍いように感じられます。財団に対するいろんな批判の声を耳にいたします。私は、財団の職員は町民が思っている以上によくやっていると思っております。町民の理解度があまりにも不足している現状です。町の財政が投資されている以上、町民への財団の必要性、アピール、理解というものをどう進めていきますか。町長、お願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 出口議員おっしゃるとおり、なかなかいろんな批判等も聞いているというのも事実でありますけども、財団がしっかりあってくれてやれていることだったりも大変多うございます。そこのPR不足については、やはりしっかり町が対応していくべきだというふうに思っていますので、しっかり財団のPR等を進めていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 何とかしてやっぱり町民に、ここに財団があるから新富町はいいんだというようなことを、積極的にアピールをしていただきたいと思っております。 次に、ふるさと納税は年々納税が下がってきております。何が原因だと思われますか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これは、新富町でしょうか。相対的にでしょうか。 ◆議員(出口喜重郎君) 新富町。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 新富町は、ずっと増えてるんですけども、昨年に限っては、制度の少し改正、厳しくなったということもあって、全国的に減る自治体が多かったということで、昨年はその影響が大きくあったかなというふうに思います。今年度はまた少し復活をするというような見込みにもなっていますので、注視をしていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 返礼品が非常にやっぱり難しいと思っております。 返礼品の、その中の一つの野菜セットは、以前は約2,000件程度あったようですけれども、現在は500件ほどに減っているというような状況を聞いております。 返礼品の商品のマンネリ化、魅力が薄れてきているんではないかと、毎回毎回、毎月発送しておりますので、その魅力度が欠けてきているんではないかと思うんですけれども、どんなもんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) やはりそこの部分、マンネリというか、ほかの商品が増えてきたことによって、ほかの商品に移ったとかいうことももちろんあるでしょうから、そういった部分もしっかり検討しながら、飽きられないようにということも、そこも気をつけながら対応していかなきゃいけないというふうには思っているところです。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 何とか返礼品がもとの2,000セットぐらいは回復できるよう、努力をお願いしたいと思っております。 返礼品の中には、必ず新富町で開発した商品が一つは毎回入っているというような商品の開発は、財団としてできないもんでしょうか。町内には野菜をはじめ、いろんな食材が豊富にあります。納税者も喜ぶと思うんですが、どんなもんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在、いろんな商品開発等も取り組んでもらってます。そこで、やはり地元食材を使った商品開発等も一生懸命推進をしてもらってますんで、そういったのがあるとうれしいですよね。もらわれた方もうれしいなあというふうに思いますし、町としても、そういったのが売上げにつながっていくと大変いいなというふうには思います。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) その商品開発が、後でお聞きしますけれども、大変なことだと思っております。 次に、セミナーには私も何回か出席をさせていただきましたけれども、内容は大変すばらしいものだと思っております。町内の出席者が少ないというのが、一番のネックであり、町の予算が投資されている以上は、あまり喜ばしいことではないと私は考えております。町民の出席率を上げるため、どのような対策、工夫をされるつもりでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。
    ◎町長(小嶋崇嗣君) 町民向けにするセミナーだったりと、いろんな、外向けにするセミナー等々がいろいろ考えられると思うんですね。全員が来てほしい、例えば、いい先生が来て、いいお話をしてくれるような、なかなか呼べないような人が来てセミナーをしてくれる場合は、町民の皆さんにもぜひ、こういった話は聞いてほしいなというふうに思いますので、そういうときにはしっかり、広報等をもっと強化をしていく必要があるなあというふうに思います。 外向けに新富町のよさを発表するというような、新富町の魅力をもう一回発見してくださいとか、新富町のいいところをよそから、外からの視点で考えてくださいというようなセミナーについては、やはりこれは外から集めてくるという必要があろうかというふうに思いますので、一概に全部が町民向けということではなくて、しっかりめりはりをつけて運営をやっていくということが基本になろうかというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 今、お答えを頂きましたように、やっぱり町内向けは生涯学習課というか、そこでいいと思うんですよ。財団のほうはやっぱり、新富町のPRするために町外向けにそういうセミナーというか、町外者向けにそういうセミナーを打つ方法もあるかとは思っております。 それから、先ほど申し上げましたとおり、新たな付加価値を持った町産品の開発に努めるという返答がありましたが、これまでにどのような商品を開発し、その開発にかかった原資はどこから捻出され、どのように使われていますか。委託製造、加工などもあると考えますが、どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) お答えをいたします。 加工に、加工品等で開発をしました商品といいますと、例えば、ライチゼリーだったりとか、そばフロランタンであったりとか、または他の事業所さんと連携をしながら開発をしていただいた商品だったりとか、例えば、ライチビールだったりとか、そういったものがございます。 そういった商品開発につきましては、国の国庫補助であります地方創生推進交付金や自主事業であります物販事業、そこからの収益等を充てて再投資をしているというようなことでございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 今、お答えをいただきました、開発された、開発し、販売された商品の中には、驚くようなすばらしい商品もあったと思っております。しかし、価格が高過ぎるんではないですか。東京をはじめ、都会の富裕層を考えた設定ではないかと思っております。まずは、町民が購入しやすい価格設定、いつでも手に入る商品の開発が必要ではないかと考えます。 そして、一年中、町民の方が購入しやすい商品でないとあまり意味がないと考えます。高い開発費を費やして、打ち上げ花火のように消えていく、発売した期間だけ品物がある、町民はほとんど知らない、これでは開発した意味が薄れてしまいます。お土産やお中元、お歳暮に使える、いつでも財団に行けば商品が手に入る、これが新富町の特産物だと言えるような商品の開発はできないもんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これもめりはりだなあというふうに思っているところでございます。特にふるさと納税に関しては、新富町の人がそのふるさと納税を買ってっていうことはできません。だから、あくまでもターゲットというのは外の人向けになる商品開発になろうかというふうに思いますので、この部分については、しっかりいいものをいい価格、じゃないですね、適切な価格でお届けをするということが基本になろうかというふうに思います。 出口議員おっしゃるとおり、お土産物だったり、町民が何か日頃使いに何かいいものを開発してほしいという要望等も大変多く聞いておりますので、そこは商工会とも連携をさせていただきながら、やはり地域のお土産物だったり、地域の特産品を使った何か、全国に誇れるものというものを作っていきたい。今でもあるんですけども、それがまだもう少しいいものに切り替えていくというような考え方の中で、商工会も連携をしながら取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) ありがとうございました。 将来に向けて、やっぱり早めにそういう商品を商工会とタイアップでもよろしいですから、開発をしていただきたいと思っております。 次に、農業関係に質問させていただきます。 新規就農者数は、平成30年度はわずか2人、令和2年から6年までで15人を見込んでいるようでありますが、その15人就農できるというような見通しはどんなものでしょうか。また、農家の後継者の就農をどう見込みますか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 産業振興課長が答えたいということですんで、産業振興課長が答えます。 ◎産業振興課長(倉永浩幸君) すみませんでした。新規就農者につきましては、平成29年度から受入支援体制を整えて、新富町アグリカレッジ研修の募集を開始しております。 令和元年度の新規就農者は2名、2年度が4名、令和3年度、新規就農者の予定は6名であります。引き続き、新規就農者の募集を図って、年間3名を目標に取組を進めていきたいと考えております。 また、農家の後継者の就農につきましては、平成29年度から令和3年度の3か年では、各年度3名が親元就農をしている状況です。現在も、親元就農をしようとしている相談等の件数もるる来ている状態であります。 以上であります。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 新規就農者が見込めるということは、大変喜ばしいことだと思っております。しかし、やはり農家の後継ぎ、後継者、これをいかにつくり上げていくか、それはやっぱり親の務めではないかと思っております。親がやっぱり手本を示して、子どもは、農業はすばらしいんだというようなやっぱり手本を示せるような農業形態をつくっていければと、こう思っております。 特に、新規就農者は農業は簡単にもうけが出る、ゴルフまたは釣り、サーフィンなどの遊びの時間が取れるなど、楽観的な考えを持って就農したいと思っている人たちが多数、私も、そういう受入れをしてきましたけれども、見受けられます。そのような人々に限って、資金はない、負債は抱えている、土地はない、労働力も、家族が加勢はしてない、そして一番悪いのは、地域の人と交わることができない、このような人がたくさん見受けられます。このような新規就農者の指導をどう地域に交わって、しっかりと根づくように指導をされますか。 ○議長(永友繁喜君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(倉永浩幸君) 新規就農を希望する人によっては、本当、全く農業の知識もなく経験もない、また、農業は一人でできると思っている方もいらっしゃいます。本町で相談を受ける場合、本町職員と普及センターの職員とで対応しております。就農を希望する方の年齢、出身地、家族構成、家族の理解、自己資金の有無、農業経験の有無等を確認し、また本人の農業に対する考え方を聞き取り、その人に合った進め方をお伝えしたり、再検討を促すなどの対応をしております。 以上であります。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) しっかりと新規就農者に対しては、1年、2年で離脱しないように指導をお願いをしたいと思っております。 次に、JAが現在、新規就農者に対しトレーニングハウスを設置し、就農予定者に指導を行っておりますが、順調に育成がされているんでしょうか。 また、トレーニングハウスを卒業した後、空きハウスの見通しは立っておりますか。町とJAと協議の上、ハウスリース事業に取り組む考えはありませんか。 ○議長(永友繁喜君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(倉永浩幸君) 現在、JAが所有するハウスを借りて、2名の方が新規に経営を開始しております。2名ともピーマンの栽培で、現在、収穫や栽培管理の奮闘をしておるところであります。 今後も町普及センター、JA児湯で巡回指導を行うことになっております。 また、この2名については、空きハウスの確保はできております。JA児湯において、施設園芸の農家に対しアンケートの調査を行っており、今後のハウスの助成事業等について検討を進めていますので、町もJA児湯と連携して取組を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) 今年2名就農しているということですが、特に今年は全般的に野菜が豊作で安い、特に安い時期で、1年でありますので、そこで離脱のないようにしっかりと指導をしていただきたいと思っております。 日本は現在、令和元年で全就農人口の3.3%、65歳以上の農業者が70%、カロリーベースで38%の自給率しかありません。ぜひともこの現状を打開すべく、きめ細かい農業者の支援を考えていただき、農業のまち新富町をアピールをできればと考えております。 就農者の少ないこの現状を、先ほどもお答えいただきましたけれども、もう一度お願いをしたいと思っております。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 全就農人口の3.3%が65歳以上という、高齢に入っているということで、実は、僕は、これは農業センサスマジックだというふうに思っているんです。このセンサスの取り方が、基本的には農地を持ってる人で就農をしてる人の数を取ります。第1次産業に従事をしている人、で、土地を持っている人がこの農業者としてカウントをされた数が3.3%、じゃあ、大規模農家に就農をしたとか、サラリーマンとして農業法人に入って仕事として就農している、というような方は、実はこの3.3%に含まれてないんですね。じゃあ、何をしていかなければいけないかというと、こういった選択肢を増やしてあげる、自分で経営をしていく人間と、じゃあ、そうやって農業法人に勤めて就農をしていくというような多様な方策を取りながら、トレーニングをしていく必要があろうかというふうに思いますので、今後、公社だったり、トレーニングハウスだったりで、そういった連携がしっかり取れて選択ができる、僕は法人に行くんだとか、僕は自分で独立をするために、もう一段階研修を深めるために実践的に農家さん研修に行くんだとかいうようなことをしていくのがまず第1点、それと、農協に関してと、この間、ちょっと農協との話し合い、政策会議がありました。その中でお願いをしたのが、この5年後に、5年のうちに農業を辞めようとしてる人、ハウスをもう手放していいという人のアンケートをきっちり取ってくれというお願いをさしあげました。 そのアンケートを取った中で、その農家の人がリタイアをするときに、こうやってトレーニングハウスで訓練をした人だったり、農業大学校を出た人たちとマッチング、うまく引き合わせをして、できれば、その方たちが技術の継承まで、ちょっと教えながらでも継承していくわ、跡継いでくれというような仕組みができないかということを検討してくれということでお話をさしあげましたので、今後、いろんなことを検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) ありがとうございました。必ず新富町は農業で生きていけるんだというような施策をしていただきたいと思っております。 最後になりますけど、若い就農者に対して、現状のコロナが落ち着いた後、数年間にわたって数人程度海外視察に参加させる企画は考えられませんか。特に施設園芸は日本にいると日本の技術が一番と考える若者や就農者も多いと思いますが、海外の施設あるいは技術を見ると、まだまだ遅れている、大人と赤ちゃんのようなことが分かると思っております。 若者の成長を伸ばし、本町の農業を発展させる余地は十分考えられます。国は農産物の輸出増加をうたっておりますけれども、世界に対抗できるようになるにも、これからの農業を背負っていく視野や発想を若い就農者に学ばせてやりたいと思いますが、どうお考えでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これは、海外に限らず、やはりいろんなところを見てきてもらいたいなというふうに思います。先進的にやられてる国内もたくさんございますし、例えば、施設園芸だったらオランダだったり、実は、最近、韓国に抜かれたんじゃないかというぐらい、韓国も施設園芸については、力を入れているというような状況等がございます。いろんなところをやはり研修をしていただきたいなというふうに思います。 国の制度もあります。県の制度もあります。いろんな制度を活用しながら、もちろん新富町としても応援をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 出口議員。 ◆議員(出口喜重郎君) ありがとうございました。 これで、私の質問を終わらせていただきます。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩いたします。14時から再開したいと思います。午後1時51分休憩………………………………………………………………………………午後2時00分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 7番、大木俊二議員の質問を許します。大木議員。 ◆議員(大木俊二君) こんにちは。本日4番目の担当となりました、大木でございます。 宮崎県は、新型コロナの影響はもちろんのこと、鳥インフルエンザなど、厳しい状況に置かれております。今後もまだまだ気の抜けないようなことばかりでございます。 その中で、よかったニュースが、テゲバジャーロ宮崎のJ3昇格でございます。本当におめでとうございます。私もしっかり今後もサポートをしていきたいと思っております。前置きはこれぐらいにしまして、質問事項に入りたいと思います。 まず1つ目の質問としまして、本町のスポーツ振興についてでございます。 その中の1番目が、宮崎国民スポーツ大会と本町の関わりについてでございます。2つ目、障害者スポーツの協力体制について、3つ目、テゲバジャーロの応援について、4つ目、新田テニスコートの増設、照明、トイレの設置についてでございます。 それから、大きな質問の2つ目としまして、ふるさと納税についてでございます。先ほど出口議員にもありましたが、少しかぶるところはありますが、私なりに考え方を質問していきたいと思っております。 その中で、1つ目が、今後の計画と見込みについて、2つ目、青パパイヤの取組について、新富町の素材を生かした商品の開発についてでございます。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、大木議員の質問にお答えをいたします。 本町のスポーツ振興、障害者のスポーツ協力体制についての答弁だけさせていただいて、あとは教育委員会が答弁をします。 障害者のスポーツの協力体制についてでございますが、本町で開催されたスポーツ教室等では、例年20名程度の方が参加をされております。開催時には福祉課及び社協の職員が準備・運営等に携わり、ボランティア団体の方々の御協力をいただける場合もございます。今後も協力体制は継続し、障害者スポーツの普及拡大につなげてまいりたいと考えております。 次に、テゲバジャーロ宮崎の応援についてお答えをいたします。 テゲバジャーロ宮崎については皆様御承知のとおり、J3昇格が確定をし、3月からはJリーグでの戦いにステージが上がることとなります。本町でのスタジアムについても2月には完成をし、3月からの試合については本町で行われることとなりますので、より一層、集客に努める必要があるかと思います。 本町といたしましては、まずはスタジアム開館と、J3初戦に向けて、9月議会で予算を確保しているスポーツ観戦トライアル事業で、テゲバジャーロ宮崎を支援し、各マスコミでの広報や、町民や県民の試合観戦を促し、商工会と協力をして、機運醸成を図っていく所存であります。 また、3月からは、スタジアムの指定管理業務を開始される予定でありますので、特に町民に対する地域貢献の部分を自主事業として取り組んでいくよう、テゲバジャーロ宮崎と話し合いをしていく予定としております。 次に、ふるさと納税についてお答えをいたします。 今後の計画と見込みにつきましては、先ほど出口議員にお答えしましたとおり、本年度は15億円を目指しており、目標が達成できるよう推進してまいります。青パパイヤにつきましては、本町の地域おこし協力隊員の1名が中心となって、町内で7名の生産者が試験的に栽培をしております。今後は、青果や加工品の販路拡大を図っていくと聞いております。 新富町の素材を生かした商品開発についてでございますが、農産品のブランディングや各事業所とも連携し、町の素材を活用した商品開発を推進してまいりました。今後も生産者や加工業者と連携をして、新たな付加価値を持った町産品の開発に努めてまいりたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 大木議員の質問にお答えいたします。 本町のスポーツ振興について、まず、宮崎国民スポーツ大会と本町の関わりについてでございます。 宮崎国民スポーツ大会の会場として、富田浜漕艇場では、かじつきフォア、ダブルスカル及びシングルスカルのボート競技を、令和3年度から建設予定の(仮)新富町フットボールセンター等が少年男子サッカーの会場に内定しているところです。 次に、新田テニスコートの増設、照明、トイレの設置についてでございますが、増設につきましては、現在の利用状況等を踏まえ、総合的に検討してまいりたいと考えております。 また、テニスコートの照明については、近隣住民や近隣の農作物に影響が出る可能性等も考えられますので、地域の状況を把握しながら、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。トイレ設置につきましては、テニスコート西側に、駐車場及びトイレを設置する計画としております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) それでは、本町で行われる予定のボート競技と少年男子サッカーの競技チーム数について、分かってれば教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 担当に答えさせます。 ○議長(永友繁喜君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(齊藤隆文君) それでは、大木議員の御質問にお答えいたします。 まず、ボート競技のほうでございますが、昨年の茨城国体によりますと、全種目4種類、部門別で成年男子、成年女子、少年男子、少年女子となっておりますが、すべての参加クルーが、約257クルーとなっております。 次に、少年サッカーについては、普通のチームが24チームと、今のところ予定されておりますので、24チームの参加予定ということになっております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。その中の参加予定人数とかが分かれば教えていただけますか。 ○議長(永友繁喜君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(齊藤隆文君) 参加人数予定ということでございますが、ボート競技については、先ほどもお答えいたしました、競技者のみの人数の想定になりますが、参加人数は全種目で約674名ほどになっておるようです。また、少年サッカーのほうの参加予定は、競技者と役員を含めて約551名が新富町に来られるという予定でございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。ボート競技は、多分できるかなということで考えておりましたが、サッカーまで、このサッカー場ができるようなところで、やれるということは、本当に新富町のPRにもなるのかなと、それから県外から多数の来場者が来られますので、いろんな面で新富町に利益が被るのかなと思っております。新富町がPRできますので、万全のサポート体制をよろしくお願いしたいなと思っているところでございます。 それから、障害者スポーツに関しましては、先ほど町長が述べられましたので、大体分かりました。ただ、なかなかこの障害者に対して、まだ分からないところがたくさんある方もいらっしゃると思いますので、ボランティア団体とかもありますけれども、やはりもう少し町内にPRできたらなと、私もできたらそういったことに関しまして、サポートとしてやっていきたいなと考えていますので、今後とも、そういった、認知度というか、上げていっていただきたいなと思っているところでございます。 障害者につきましては、生まれつき障害を持った方もいらっしゃいますけど、途中で事故に遭ったりとか、病気によって障害になられた方とかいらっしゃいます。そういった方が、少しでもスポーツを通じて生活がよくなるためにサポートできたらいいと思っていますので、今後とも町としてのサポートをよろしくお願いいたします。この件についてはこれで終わります。 次に、テゲバジャーロの応援についてですけれども、新聞はもとより、テレビ、そういう関係で、NHK、それからUMK、MRTとかでも結構出ました、番組の中で取り上げられたりとか、キャプテンの思いとかいろんなことが伝わってきて、J3に昇格してよかったなと思っているところでございます。 そこで、ちょっと新富町でアピールが足りないのかなと考えましたので、今回ちょっと私が言いますと、この新富町の庁舎の10号線沿いから見たときに、ちょっと殺風景なもんですから、できたら10号線沿いに旗をばあっと並べるとか、横断幕で「新富町はテゲバジャーロ宮崎を応援します」とか、何かそんな、ちょっとどっから見ても新富町はすごいなと、これだけやっぱりPRしてんだなと、そういったアピールができるのではないかなと思いますが、それについて答えがあれば、よろしくお願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) スポーツ観光推進室長。 ◎スポーツ観光推進室長(有馬義人君) 実は、現在、商工会に活性化委員会という委員会が設けられてまして、そちらの中で、テゲバジャーロを中心とした商工対策を行っていらっしゃるんですけども、その中で日向新富駅からスタジアムまで、のぼり旗を設置して盛り上げていこうというお話をいただいております。そういったお話と、いろいろ商工会とも相談させていただきながら、いろいろ検討していきたいなというふうに思っております。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。やはり外から、こう目立つようなアピールをお願いしたいと思っております。 次に、サポート増員に関しまして、新富町の役割ですけれども、何かございましたらお答えください。 ○議長(永友繁喜君) スポーツ観光推進室長。 ◎スポーツ観光推進室長(有馬義人君) 今、実際、テゲバジャーロ宮崎さんから、先ほどの商工会に向けて、例えば、ボランティアスタッフの募集について一緒に支援していただけませんかだとか、いろんな御相談を受けていらっしゃるということであります。 また、4月開業予定のチャレンジショップ、今準備を進めているわけなんですが、そこでも例えば、テゲバジャーロの関連グッズを販売したりだとか、あるいはチケットの販売の御協力だったりとか、そういった支援というのを一緒に行っていこうというふうになっておりますので、今後、この取組を町民や県民の皆様がそこに行ってこうお話ができるように、そういった窓口を商工会さんと協力しながら、行っていけたらなというふうに思っています。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。グッズなんかは、下の売店の前にTシャツと帽子ですけど、私も帽子はいいなと思って、先日比江島課長に言って、なんぼするとやって2,750円で買いました。さっそくテニスでかぶらせてもらって、ゴルフでも使おうかなと思っております。 それはさておき、やはりそういった、チャレンジショップなり、そういったのができることによって、開催している日程はもとより、ホームゲームでないときも、近くに寄ったけど、ああ、あそこなら寄ってみようかというふうな、やっぱりそういったショップも大事かなと思いますので、よろしくお願いいたします。 それからもう一つ、これは一例として挙げますが、商店街の活性化を図るための目的として、前、このテゲバジャーロがまだJFLでいろいろやっているときなんですけど、そのJ3を目指しているということで、議員の我々が愛媛県に視察に行きまして、そのFC今治でいろいろ聞いたことをちょっと話しますと、その当日、そのホームゲームで当日チケットを買った人が、そのチケットで商店街なり、そういったところに行って見せると5%引きになるということでした。 それを併せますと、商店街の飲食店なり、それから温泉なんかは、逆に温泉は500円ですけど、半額にしたりとか、そういったアピールもできるんではないかなと思いますので、これは商工会との協議も必要だと思いますが、ぜひそういった取組もやっていただきたいと思いますが、その点について、もし考えがあればお聞かせください。 ○議長(永友繁喜君) スポーツ観光推進室長。 ◎スポーツ観光推進室長(有馬義人君) その辺は、飲食店の皆様の自発的な動きとか、そういったことも生まれるように、テゲバジャーロ宮崎さんや商工会さんに情報提供しつつ、お話を進めていきたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。できるだけそういった、チケットで再利用できるというか、そういったのも一つのいいアイデアなのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。テゲバジャーロの件につきましては、これで終わりたいと思います。 続いて、新田テニスコートの件ですが、いろいろテニスの関係者に聞いたりしますと、照明については、新田テニスコート近隣の方の反対はなかったと聞いていると、再度調査して前向きに、照明つきテニスコートを何とかならんのかというふうなお話を聞いていますので、あそこに照明つきができれば、アフターファイブというか、仕事終わった方がテニスをやると、またこちらにテゲバジャーロができたり、施設が、宿泊施設等ができれば、近くで、やはりもう5分で行けますので、そういったところとの関連もできるのかなと、まちづくりの関係からも交流人口の増加につながると思われますので、もう一度、そういった方への調査をしてもらいたいなと思います。 私の聞いているところでも反対者はいないかなというふうに考えているところでございますので、それについて、もし、すぐ答えが出るとは思いませんが、何かありましたらお答えください。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 照明につきましては利用状況と、それから今後の町のそのスポーツの推進等を踏まえながら、また調査をかけて考えたいと思っております。あと、補足があれば、担当が答えます。 ○議長(永友繁喜君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(齊藤隆文君) 今、教育長が申したとおりに、周りの状況とかを慎重に考えながら、今後、検討はしていきたいというところで考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) 照明につきましては、西都市、それから先日、川南町も照明つきのテニスコートができました。佐土原町も近くにありますので、ぜひそういった照明つきの施設をお願いしたいなと思っています。 それから、コートの増設ですけど、今、5面なんですね。これがプラス3面、8面になると、ちょっとした大会とかというのも可能になります。正直言って、5面っていうのがちょっと中途半端な面なもんですから、できるだけそういったのも前向きに検討していただきたいなと思いますけど、その点について、もう一度お願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 教育委員会から、実はテニスコート増設についての話等々も実はございました。そして、ちょっと怒りました。 まずは、学校の今のテニスコートの状態を見てほしいと、草ぼうぼうになって、全く使えなくなってしまっているということです。やはり今ある施設、今までせっかくテニスコートとして整備をしてきた部分を、じゃあ、新しいものができたからって全部そっちに行ってしまって、古いテニスコートを大事してない、じゃあ、これって新しいものをぼんぼんつくっていけばいいのかっていう話になってしまうので、やはりもう一度見直しをしていただいて、学校関係者も含めて、自分のところにテニスコートがあるっていうこと、もう近いところにできたんで、そっち行けばいいわじゃなくて、せっかくそこにあるんだからそこも活用して、8面そろうんですよ、それがしっかりやれば、ということをやはりやっていただいて、それでも過不足、不足してるという状況であれば考えていかなきゃいけないんですけど、自分たちでなくしといて、足りなくなりましたは多分ない話だというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) 町長のおっしゃるとおりです。正直言って、おっしゃるとおりですね、言い方が悪いんですけど。 一つは、うちも教育長のところとか行って、何回か足運んでテニスコートのことは言ってあります。もう草ぼうぼうなんですね。だから、例えば、今のオムニがあるけど、オムニと今の現状のテニスコートを半分半分でもいいから、1日置きでもいいと、使わないと、使わなくなると本当に草ぼうぼうになって、じゃあ、あそこはただ、新田学園とか、近くの中学校とかするだけのための設備じゃないと思っていますので、その辺についてはやはり今後は教育委員会も含めて、ちょっとそういったことも整備していかなきゃいけないのかなと私も思うところでございます。じゃあ、今のはちょっとこれで終わります。 トイレにつきましては、新しく支所の関係でトイレができますので、その間、それができる間は、まだ体育館を使わなきゃいけないと思うんですが、特に体育館が閉鎖されて、テニスコートが、大会があったりとかしている場がありますので、できるだけそういった大会のときは、体育館を開けてトイレが使えるような段取りで、そういった細かい気配りをお願いしたいなと思っております。これは書いておりません。 それでは、大きな2つ目の、ふるさと納税の今後の計画と見込みについてですが、先ほど15億円と聞いてますので、現在までの、直近までの実績が分かれば教えていただけますか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 現在の12月第1週までの今年度の金額としましては、5億161万6,623円という状況でございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) 逆算するとあと10億円ですね、12月が一番多いということになると思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。 それから、青パパイヤの取組なんですが、試験的に栽培していると思うんですが、この、県内とか近隣での栽培はどんな状況になっているか、分かれば教えていただけますか。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 近隣で申しますと、JA西都管内に30名程度、そのほか県内では国富、高岡、高鍋辺りで、個人出荷されていらっしゃる方がいるということで把握しております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) 新型のコロナウイルスの影響なんかでやっぱり試食販売ができなくて、相当苦労していると思われますが、このパパイヤの販売先はどうなっているか、分かれば教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 町内では、JAの直売所、また町外でありましたら、ママンマルシェだったり、フーデリー、スーパーまつのさんだったり、パーフェクト市場、村田製菓、めいりんの湯等があるということです。また、先週からJA児湯を通じまして、市場等への出荷を始めたと聞いております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) JA児湯からどこの市場に出されて、その評価が分かれば教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) JA児湯さんから、県内の市場だというふうに伺っておりますけれども、内容につきましては、5キロ入りの箱を20箱出荷をされて、全て売れたと伺っております。 ◆議員(大木俊二君) 価格は分かりますか。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 金額は、1箱1,500円だったと聞いております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) 初めて、初めてってちゅうか、この市場に出すのが一番私も不安だったんですね。これ、あんまり知名度がないのにどれだけ売れるんだろうかなっていうのがありましたけど、ただ、これ1回目ですから、2回目、3回目がどうなのかっていうのがちょっと、注視していきたいなというふうに私も考えているところであります。 そこで、先ほど言われましたけど、そのこゆ財団の方が30アール、3反ほど作られているということですが、10アール当たり大体どれぐらいの本数、1本当たり何個ぐらい収穫できて、10アール当たりで、全体でどれぐらいの個数が取れるか、分かれば教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 10アール当たり約250本、1本当たり約50個ほど収穫ができるということです。また、10アール当たりに直しますと、10アール当たり約1万2,500個の青果が取れるというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。
    ◆議員(大木俊二君) この10アール当たりで、これちょっと細かい話になりますけど、苗代とかマルチとか肥料とか、その他経費がかかると思うんですが、大体どれぐらいかかるもんでしょうか。分かれば教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 苗木につきましては、1本当たり250円ということで聞いておりますので、10アール当たりに直しますと、250本でしたので6万2,500円、マルチにつきましては、10アール当たり5万円程度、肥料につきましても5万円程度ということですので、経費につきましては、16万2,500円程度ということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) この青パパイヤというのは無農薬と聞いているんですが、本当に無農薬でしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 本人から農薬を使用していないと、無農薬だと聞いております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) そういうことであれば、宮崎の生協さんとか、無農薬とか、野菜を好んでいると思われるんですけど、生協への売り込みとかはされなかったんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 先日、宮崎生協のほうにお伺いをされて、バイヤーの方と商談をされたと聞いております。前向きな話ができたと聞いております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。今、テスト的だと思うんですが、最終的な、先ほど出口議員からもありますけど、打ち上げ花火じゃなくて、この商品が生産者も、こゆ財団が紹介してくれてこういうふうに作ったと、やっぱり軌道に乗って、1人で1町も2町も作れるようになったと、これでやっぱりある程度の生活ができるようになったと言われるぐらいまで、やっぱりやっていただきたいなって思うんですよね。商品としては、なかなか難しいところもあるけど、いろいろ栄養分析なり見ると、抗酸化作用、ポルフェノールっちゅうか、そういった、体にいい成分が多く含まれているということですので、やり方次第では、今後、売れていくのかなと思いますので、ぜひもう、生産者が中心になって作っていただくのが最高ですので、そちらのほうに向けて努力していただきたいなと思っているところでございます。 それからこのパパイヤにつきましては、ふるさと納税の野菜セットでどれぐらいの注文があったのかを、分かれば教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 野菜セットでの注文が9月、10月で約1,000件と伺っております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。私も青果関係の販売の会社にいましたので、いろんな面でこれはできたら成功させて、生産者が、よかった、これ作ってよかったという形になれたらなと思っていますので、できたらそういった、いろんな販売面とかでも含めて、サポートしていけたらなと思っているところでございます。 それから、最後になりましたが、新富町の素材を活かした商品の開発ですけど、ライチビールはその後どうなっているんでしょうか。先ほどちょっと触れましたけど、ありましたが、何か、これは阿波岐原のクラフトブルワリーですか、こういったところで何か作ってらっしゃると聞いているんですけど、どれぐらい作られているんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 生産量についてはちょっと把握しておりませんけれども、阿波岐原クラフトブルワリーさんとの連携で、10月1日からふるさと納税の返礼品として提供されていると聞いております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) 何といいますか、そのライチのビールっていうのが、注目度はあると思うんですが、今後、どういった形でなっていくか分かりませんけど、数量的にちょっと厳しいのかなと思いますけど、採算ベースに乗ってやれれば、それはそれでいいのかなと考えているところでございます。 それから、先ほどのテゲバジャーロと関連するんですが、商品開発で、この間も言いましたけど、お菓子のクッキーとか、できましたらテゲバジャーロクッキーじゃないんですけど、新富クッキーでもいいんですけど、テゲバジャーロクッキーになると、テゲバジャーロといろいろ協議していかなきゃいけないと思うんですが、やはり将来的には、県外から来られたお客さんが、やっぱりお菓子とか、そういうのは買って帰られると思います。 それから、J3になりましたら、県外、もちろんJFLもそうですけど、J3になりましたら、隣の鹿児島もJ3にサッカーチームもいます。相当町内に県外の方が来られると思いますので、やはり開発商品として、お土産品として、新富町を代表するような、そういった商品を、補助金を出しながらでもいいから、町内のお菓子の業者とタイアップしながら、ぜひ、さすが新富のお菓子だなっていうのを作っていただきたいなと思いますので、そこら辺の心境というか、何かあればお聞かせください。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 日本全国、どこの自治体も、どこのお店も、いろんなところも、特色ある商品を作りたいと、ヒット商品を出したいということで切磋琢磨をしているという状況でございます。 なかなかこれが、本当に地元の付加価値を持ったものを作るっていう、口で優しいけど、実際に売れていくというのは大変難しいというものです。だからこそ数を出していく、いろんな数、いろんな視点から、いろんな商品を作って、数を出していく、いずれ当たるという、当たる可能性の高いものを少しずつ磨いていくということになろうかというふうに思います。それまではやはり時間がかかったり、もしかしたら思いも知らないものがぽんと売れたりということがございます。やはりしっかり数を出す、いろんなアイデアを含めながら、いろんな意見を聞きながら数を出していくということが必要かというふうに思いますので、しばらくお待ちをいただいて、ヒット商品を作ってまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 大木議員。 ◆議員(大木俊二君) ありがとうございます。やはりこんな、商品というか、やはり時間がかかると思います。なかなかぽっと出して、ぱっと売れるというのはなかなかないと思いますので、今後もテゲバジャーロが来ると、お客さんが相当来ると予想されます。もちろんコロナの関係もありますが、そういった県外の方が、これはやっぱりいいよねと、お土産としていいよねというふうな商品の開発も含めてですけど、今後はそういったPRも含めて新富町に対しまして、もちろんこゆ財団が中心になると思いますが、ひとつお願いをして、私の一般質問とさせていただきます。 これで終わりたいと思います。ありがとうございました。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩いたします。14時50分から再開いたします。午後2時38分休憩………………………………………………………………………………午後2時50分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 10番、下村豊議員の質問を許します。下村議員。 ◆議員(下村豊君) それでは、本日最後の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、新型コロナウイルス対策について。 新型コロナウイルスは、今年の1月15日、中国武漢から渡航してきた中国人の方が国内で最初の感染者となっております。第1波、第2波の拡大、感染者を経て、今、第3波が来ているというようなことが言われております。 国内では、既に16万人を超す感染者数を見ております。宮崎県におきましても、感染者は毎日発生している状況であります。本町につきましては、8月以降の感染者はないものの、隣でも発生していますので、発生の可能性は十分あるわけであります。 児湯圏内でPCR検査を受けられる施設は十分整備されているのかどうか、お伺いをいたします。 そして、国内の経済政策でありますが、GoToトラベル、イートということで、県外からの人の移動が活発になっているわけでありますが、宮崎県新富町とかへの人の出入り状況、どうなっているのか、お伺いをいたします。 大きな2番目、次に、町内の環境管理についてということであります。 最近、町道を車で走ったり、歩いたりしていると、町道の区画線、いわゆる中央線と外側の線ですね、外側線が消滅している、薄くなっているという路線が目につきます。車両、それから歩行者ともに交通安全上、問題であると認識をしております。区画線の維持管理基準はどうなっているのか、お伺いをいたします。 次に、一般廃棄物のじんかい中間受入施設につきましては、資源として再利用する廃棄物を一時的に保管する役目を持っている施設でありますが、また町民が利用しやすい場所にあるべきではないかと認識しております。現在の施設は老朽化もあり、大部分は野ざらしということであります。また、場所的にも山中であり、決して利便性がよいとは言えないと思います。この施設の整備または移設の計画はあるのかないのか、お伺いをいたします。 次に、環境問題につきまして、菅総理大臣は、日本が2050年に地球の温室効果ガスゼロを目指す取組をするということを、世界に向けて発表しました。再生エネルギーへの切替えや水素、電気自動車等が大きな柱となりますが、地方自治体にしてみますと、廃棄物の焼却ができなくなる、循環型のごみ処理に取り組まなければならないということは明白であります。 既に、循環型社会推進基本法に基づき、廃棄物の発生抑制や再利用等の取組は、一部先進的な自治体もありますが、そうでない自治体もかなりあります。この先を見た場合、温室効果ガスの低減について、先行的に取り組む必要があり、環境問題に卓越した能力を有する職員の育成が必要と考えます。このため、環境課をぜひ新設していただき、こういう職員の育成等をしていただきたいと考えますが、町長の御認識をお伺いいたします。 それから、先日、地区の生涯学習活動で、集会所から富田浜公園までウオーキングをいたしました。その帰り、富田浜公園でひとりキャンプの方を見かけました。2人おられました。ここの使用期間でございますが、小学校の夏休み期間が開設期間と認識していますが、使用できる期間はどうなっているのかお伺いをいたします。 大きな3点目、地域発展についてということで、本町は地域を大きく区分すると、上新田、下新田、富田と分けられると思いますが、やはりそれぞれの地域に住まわれる方は、自分の地域の発展を願っておられると思います。現状、私の認識では、富田地域に新しい施設等が集中し、この先偏った発展につながるのではないかと心配しております。町内の地域が、それぞれバランスの取れた発展が肝要かと思いますが、地域発展について町長の考えをお伺いいたします。 次に、それに加えて、町所有の土地であります三納代北エリアの開発構想について、その内容についてお伺いをいたします。 大きな4点目、新田原基地周辺協議会について。 先月、先々月ですかね、10月から11月に行われました、日米統合共同訓練が新型コロナウイルス感染拡大が心配される中で行われました。そうした中、新田原基地周辺協議会の会長でもあります、新富町長はじめとする協議会の方々の要望活動は、今後の改善につながるものとして、評価してお礼を申し上げます。しかしながら、懸念する事項も見えましたので、お伺いをするわけでありますが、協議会の設置の目的、事業の内容、そしてまた各自治体の議会議長がメンバーに入っておられますが、その理由についてお伺いをいたします。 最後に、GIGAスクール構想について。 昨年12月でしたか、文科省からGIGAスクール構想の前倒しの整備が発表されてから、約1年が経過しております。中身は児童生徒に向けて1人1台の端末、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備して、ICTを活用した事業が来年度から開始されるわけであります。その準備状況についてお伺いをいたします。 以上、当初の質問といたします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 下村議員の御質問にお答えをいたします。 まず、新型コロナウイルス対策についてでございます。 新型コロナウイルスの検査を行う診療検査医療機関は、11月20日時点で、県内で348か所、西都・児湯医療圏域では35か所を県が指定をしております。11月25日付で、町民の皆様に発熱等の症状のある方の相談、受診について、A4版でお知らせを配布しております。医療機関名の公表は行っておりませんので、まずはかかりつけ医または新型コロナウイルス感染症受診相談センターに電話で御相談の上、受診していただくようお願いを申し上げます。 次に、GoToトラベル、イートによる県、町の入室状況についてお答えをいたします。 GoToトラベルでの県内宿泊者数は、7月22日から8月31日までで、延べ5.5万人泊となっております。市町村ごとの実績は公表をされておりません。またGoToイートを使用できる町内の店舗数は、11月30日現在で18件でございます。 次に、環境管理についてでございます。 まず、路面標示の維持管理につきましては、原則として、当施設の設置者または警察によって管理されているのが通常でございます。町道におきましては、毎年、町道点検及び通学路点検を行い、その際、修繕等が必要な路面標示については、随時、修繕、復旧作業を行っているところであります。 路面標示は、交通安全のためには重要な施設であり、その効果が損なわれないよう、引き続き維持管理に努めてまいりたいと考えております。 次に、じんかい中間受入施設の整備計画についてでございます。 じんかい中間受入施設は、家庭用ごみ袋に入らない、いわゆる粗大ごみ、資源物等の受入れを行っている施設でございます。また一方では、新富町災害廃棄物処理計画、平成28年6月において、一時集積施設として位置づけられており、災害廃棄物の迅速かつ適正な処理を行う上でも重要な施設であります。本施設に受け入れられたごみについては、町独自で再資源化に向け調査研究を行っており、受入方法、分別、区分等の見直しに伴う施設の整備も予想されるところであります。今後も継続して調査研究を行い、本施設の再整備等についても検討を行っていきたいと考えております。 環境課の新設につきましては、現在、環境空き家係、施設管理係において、本町の環境、廃棄物、衛生、空き家等の行政事務を一手に担っており、業務内容も多岐にわたっております。適正なごみ処理、ごみ減量化及び資源リサイクルの推進等、持続可能な開発目標(SDGs)達成のためにも、環境課の新設もしくは対策室の新設を検討していきたいと考えております。 次に、地域発展についてお答えをいたします。 バランスのある地域発展への考えについてでございますが、持続可能な社会をつくる観点から、地域の特色や強みを生かした地域発展に努めてまいります。 次に、三納代北エリアの開発構想についてでございますが、現在のところ、本町の基幹産業である農業のさらなる発展とスタジアム及びフットボールセンターへの集客や、国道10号に隣接する地理的優位性を経済効果につなげるための施設整備を検討をしております。 具体的には、町及びJAが連携をして農業公社を設立の上、スマート農業を実現させるための検討を進めてまいります。詳細につきましては、今後さらなる計画検討を進めてまいります。 次に、航空自衛隊新田原基地周辺協議会についてお答えをいたします。 本会は、航空自衛隊新田原基地と周辺の新富町、西都市、高鍋町、宮崎市及び木城町相互の理解と融和を促進し、基地周辺整備事業の促進を図り、地域社会の民生安定と発展を期するとともに、基地行事に必要な協力を行い、及び在日米軍再編に伴う新田原基地での訓練移転等に関する諸問題を協議することを目的として、昭和44年に設置をされております。 事業の内容は、基地周辺整備事業の促進、新田原基地が行う諸行事への協力、事業実施に必要な資金調達、新田原基地への米軍訓練移転等に関すること、その他、本会の目的達成のため、必要と認める事業となっております。また、組織につきましては、本会の目的や事業内容の重要性に鑑み、新田原基地周辺の関係市町の長と議会議長で構成をされていると考えているところであります。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 下村議員の質問にお答えいたします。 富田浜公園キャンプ場の使用期間についてでございますが、利用申請をしていただければ、1年中使用できるようになっております。ただし、キャンプ場内の水道や電気の利用につきましては、管理上の観点から、学校の夏休み期間中に限らせていただいております。 次に、GIGAスクール構想についての御質問ですが、先ほど松浦議員の御質問にお答えしたとおり、ハード面として高速通信ネットワーク整備及び児童生徒1人1台のタブレット購入につきまして、年度内の事業完了に向けて取り組んでおります。 ソフト面についての取組としては、全学校の教職員を対象に事業支援アプリの操作研修をオンラインで実施したほか、各学校においても、オンライン会議システムの価値を図っています。その一例として、新田学園では、10月に開催した文化祭の様子を、保護者向けに動画配信するなど、新たな試行も行っております。 児童生徒に対する準備状況については、数に限りはありますが、現在も授業や活動場面に応じて、校内パソコン教室のパソコンやタブレットのほか、電子黒板等のICT機器を授業や学級活動に活用している状況です。まずは、学校現場の教職員の不安や疑問をできる限り取り除き、具体的な学習支援アプリの活用やタブレットをはじめとする、ICT機器を活用した効果的な事業実践が円滑に開始できるよう、教育委員会と学校が一体となって準備を進めているところです。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございました。 それでは、順を追って追加の質問をさせていただきます。 新型コロナ対策につきましては、PCR検査が物すごく場所が増えておるということで取組の評価をしたいと思います。そこで、PCR検査でありますが、町長も県の感染の会議等に行かれたと思いますけども、第3波が来るんじゃないかと、来ているんじゃないかと言われてますが、我が町ももう宮崎市と隣ですので、県内の感染状況も、感染者数の増加、どのように捉えておられますか。お伺いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これは認識が同じで、第3波に突入をしているということだというふうに思っていますので、引き続き緊張感を持って対応していかなきゃいけないというふうに思っておるところであります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 首長として大変でしょうが、よろしく取組をお願いします。 それから、感染拡大が今言われてて、感染不明者が非常に増えているということを言われていますよね。特に20代から働き盛りの方がまいているんじゃないかと、特に無症状者、それから軽症者が行動してまき散らしているんじゃないかということを言われてます。恐らくGoToトラベルがGoになったぐらいから、人がやっぱり気が緩んでいるんじゃないかと思うんですよね、そのGoToが原因じゃなくて、国民全体が気が緩んで活動であったり、その飲食でマスクをしなかったりとか、そういうのが増えているんじゃないかなと思うんですけども、そういうことで、県の会議では無症状者、軽症者の早期発見とか抑え込みとか、そういうことは話題になってますか。どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 特別その軽症者に関してとか、無症状者に関してということは、特別その方に対しての対応というではなくて、やっぱり今までの通常どおりということと、もう一度しっかり、感染予防対策をしっかり徹底しようということで、宮崎モデルということをつくりまして、感染予防対策をしていこうということを今推進をしているというところになります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) あんまり問題視はされていないということですね。今、メディアでは特に専門家の意見ではどうやって抑え込むかとか、必要だとか、行動を抑えましょうということを物すごく言われてますよね。そういうところで、今後どんどん広がることを防止する必要があるんじゃないかというふうに思っております。 私、9月にPCR検査の早期にできるやつがあるよって紹介しましたけども、実は、11月27日付の放送、メディアで紹介が出てます。メーカーは島津製作所です。これはSARSのときに、もう先行的に研究して、ノウハウを持っているんですね。この検査液と一緒に使うらしいんですが、大きさが幅30センチ、奥行き65センチ、高さ66センチと、クリニックなどでも設置しやすいサイズということで、1台で4検体が同時にできます、検査が。全自動で最短90分ぐらいだそうです。だから、2時間として、24時間体制で4名ですから48名、1日。12の4、できますよね、これぐらいできるんだそうです。ただ、年間3,000台の販売なので、非常に生産能力がないということがちょっとネックになるんですけど、こういうのを国が取り上げてくれて、いつでもできるというような対策ができないものかなと思うんですけども、町長、こういうものを県の会議で提唱していただけませんか。どうですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 当初からPCR検査を受けることが一番だということで、やはり陰性の方の行動を制限するのは本来よくないことなんだということで、やはり検査を拡充していく以外方法がないということはずっと県に対しても訴えてきているんですけども、なかなかこのバランスと費用と効果と、そして従事者の人間的な問題、人的な問題だったりということで、なかなか進めないということで、現在医療機関を選定をしながらお願いをして、今、この数にようやく到達したというふうには思うところであります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 抑制、抑制だけじゃなくて、攻めて、攻めて、もうどんどん攻めて追い詰めるということが必要だと思うんですけど、小規模の病院や検疫所で、だから医師か看護師でできるみたいですね。新富町でも特別給付金16億円ぐらいもらったと思いますけど、あれで計算したら209万円ですので、値段が、800台ぐらい、8,000台ですかね、買えるんですよね。だから、政府は無駄なことをしているなと思って、私もちょっと思っているんですけども、ひとつこういう訴えをまた県の会議でしていただければと思います。 そして、このもう一個の、GoToトラベル、イートで、宮崎市は9月1日から、何か1日を巡回指導の日とか何かやっているみたいなんですけど、新富町も1回やられたと思うんですが、その後はどういう見回りとかされているんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 毎月1日には、点検の日ということで、担当課等が、と商工会を含めて、点検に回らせていただいているという状況になります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございます。これぜひ回っていただいて、回ってくると、指摘されたらいかんと思って、やっぱりまだねじがもとに戻る、リセットしますので、ぜひこの活動を行っていただきたいということをお願いしておきます。コロナはこれで終わります。 次に、環境管理についてということで、まずは町道の区画線ということで、先ほど説明がありました、随時やってますと、点検をして。町長も恐らく町内回られていると思いますけども、結構消えているところあるんですが、どういう意識されてますか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 一般質問が提出されて、少し気になりだして、かなり、見たらやはり側道が消えているところだったり、中央線が薄くなっているというようなところが多数見られましたんで、やはりしっかりした基準をつくっとくべきなのかということを、やはり考えなきゃいけないなというふうに思っているところです。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 認識していただいてありがとうございます。 私も、11月15日に生涯学習活動で八幡の集会所から富田浜まで歩いたんですよ。そのときに、歩けば分かるんですね、路側帯の線がないとか、車ですうっと行ったら分かんないですよ。だから、歩いてみて路側帯の外側線が消えているところ、それからちょうど駅前の通りですか、日向新富駅の前の交差点からずっと富田中に行く、あの辺もこう車がはみ出るんで、黄色いセンターラインもちょっと消えているところもありますので、その辺の手当てを今後やっていただきたいと思います。 そして、この区画線でもう一つ気になったのが、鬼付女地区の観音山がありますよね、灯台が。あの下の道路のカーブなんですけども、私たちも行くときは右側を通って行きました。帰りは、私、下見したときも左危ないなと思って、墓のほうに帰ったんですけども、で質問しようと思ってたところ、後日、ちょうど高鍋に朝行って、帰りに10号線が混んでたんで、日置のあそこから入って、その道路通ったんですね、そしたら女子中学生が3人、その崖の下を、1人はそのカーブを、ちょうどミラーのところを左側を通って歩いてました、もう路側帯を外れて草の中を。で、ちょっと50メーターぐらい行ったら、今度は右側に女子生徒が2人いて、縦に並んで歩いてましたので、恐らくその2人は右側を通ったんではないかなと思うんですよね。非常に皆さん危ないなと思ってて、思われているんでしょうけど、一応中学校はそこが通学路になっているということを教育委員会に確認をいたしました。 私も気になったので写真を、こんな感じですね、左側、ほとんど歩くところがないんですよね、側溝のふたもないし。ここ一番の危険箇所じゃないかなと思うんですけど、ぜひ町長の、手前にはいい歩道橋が整備しつつありますが、併せてここも考えていただけませんか。どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 計画を今しているところ、検討しているところでございます。実は、当初からここが一番危ない、事故があるということと、実際、事故が何件かもう起こっている状況にありますので、ここは何とかしなきゃいけないということで今設計等をやっていかなきゃいけないという、検討しているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) よろしくお願いいたします。 次に、じんかいの中間処理施設の件ですけども、結構古くて、もう年季が入って、移したほうがいいかなと。よその自治体を見に行きましたところ、資源のなので、野ざらしにしてないんですよね、ほとんど。建屋の中に入れて保存しているっていうような状況なので、ここはぜひ改善をしていただきたいなということは思っております。 あと場所的にもですよ、何かへんぴなところなんで、もっと向こうの、見に行った自治体は平野にあるんですよ、町の真ん中に。誰でもさっと来れるように。だから、そういう場所を考えていただきたいんですが、これはあとで提案します。ということで、ここはさっき答弁いただきましたので、これで終わっておきます。 それから、環境課につきましては、新設につきましては、今すぐは無理だと思います。過去、やっぱり、私が知っている限りは町民課にあり、水道課にあり、今は都市建かなって思っているんですけども、こういう変遷をしてきておりますので。 課というのは、やはり担当正面の課題がある課ですので、副次的にこれもやれよってなかなか課長さんたちも目が、担当正面だけに行きますので、ぜひその辺は環境課の将来考えていただきたいんですが、町長、再度、環境課の新設につきましては、どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) ちょっと中間処理施設の話から少しさせていただきたいなというふうに思います。 実は、私が西都児湯リサイクルセンターができるときに、実は、中間処理施設、西都児湯リサイクルセンターは造らなくて、今ある藤山をしっかり整備をして、最終処分場に持って行くということのほうが、中間処理施設が2回重なるということだけになっている状況になるので、中間処理施設、中間受入施設、そして最終処分場のエコクリーンセンターに持って行く案のほうが、実は将来の町民にとってはいいことだよということで、提案をさせていただいたことがありました。 でも、西都児湯で、大きいのを造ろうということで、大きくなったという経緯がございまして、あのような、今のような形になったということを御了承していただきたいなというふうに思いますが、中間受入施設の整備として、やはりストックヤードということで、屋根つきのストックヤードを整備をするということも、しっかり検討していかなきゃいけないなというふうには思いますので、ただ場所的には、今の場所にまだ余裕がございますので、今のところを基本に、どういうふうに整備をするかという検討をさせていただければというふうに思います。 次に、環境課を新設する考えは、これもSDGsを政策の中心に据えております。持続可能な地域をつくっていこうということで、実は重要な案件だというふうに思います。なぜ今、建設課にあるか、都市建設課にあるかというと、空き家対策をメインにしっかり整備をしていこうということで、現在、都市建設課にございます。 そういった中で、やはりこの環境分野というのは、独立をしたほうがいいのかなという考えもありますので、そこはちょっと検討させていただいて、前向きに考えたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) よろしくお願いいたします。恐らくこの循環型とか、将来になってくると、お金が入ってくるんですよね。調査行ったところが、混ぜればごみ、分ければ資源と、それからごみの山は宝の山とか言って、仕事して、利益を上げてました。だから、この辺の研究をしていただいて、特にごみは金をかけない、もう利益を上げるということを考えていただければと思います。 それでは、次に行きます。地域発展につきまして、地域のバランス型発展ということで答弁いただきました。 三納代北エリアになりますけども、あそこを、町長はあそこになんかこうこだわりがあるんですか、それとも、私ははっきり言って、あそこは飛行機の騒音がうるさくて、二種地域、立ち退き地域であり、集客施設を造るべきではないと、まして、そして航空機事故があったらどうするんだという話があって、賛成じゃないんですよね。そういうことで、町長はなぜこだわっておるのか、ちょっと聞きたいんですが、お願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的な考えは、あの地域が虫食い状態になって、生産性が全くない、要は固定資産税も入らないという土地、周辺財産となると、固定資産税も入らないという土地になってしまうと、広大な面積が固定資産税も入らない、事業収入も入らない、生産物もできないという土地になってしまうということは、昔の大名が朝廷からいじめられたときに、直轄地にどんどん土地を取られて、税収が取れなくなったというような状況になっていくと、町は衰退していくんだろうなというふうに思っているところです。だからこそ、やれることをやろう、今ある土地でやれることをやろうとしたら、公共施設とか、公共が何かをあそこでするという以外の手法は、民間には求められないということになりますので、じゃあ、公共で何かしていこうという考えと、もう一つは、あの地域が、もともとは新富町が工業区域として指定をした地域です。本当は企業をあの場所に集積をしていくということで、農家の皆さんたちが、実は基盤整備がしたい、水利を確保したいということがあったのに、工業区域という網かけをしたばかりに、実はあそこの農地というのは全く活用ができなかったという経緯があります。やはりこれは町が責任を持って、あそこの土地活用を考えていく必要があるというふうに思っていますので、今回、このような計画をつくらせていただいて、何らかの対策を打っていきたい、あの地域を少しでも人が残ってくれるような地域にしていかなきゃいけないというふうに思っているところであります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) お考えは分かりました。生産性がないっちゅうことと税金も入らない、工業地域に指定したということですね。分かりました。 ほかに、じゃあ、使い道ないのかということで私が思ったのは、先ほどのじんかいの中間処理施設、あれを広大な土地に持ってくる、そして将来的にこの循環型の廃棄物処理施設、これをあそこに持ってくる、そうすると人はほとんど来ないし有効利用できるんじゃないかなと思ってちょっと御提案したんですよ。 じゃあ、なぜあそこだけ、バランスある地域の発展を私言ったかっちゅうと、結局、町長のお考えだとあそこに集中するわけですよね。ところが、例えばJAの農業公社とか、何か施設造られる、いうんであれば、例えば、上新田、上新田は農業の地域と持っててあると、それから温泉は下新田、もう三納代、富田の人は30年恩恵にあやかったんで、今度は新田の人どうですかということも必要じゃないかなと、そういうことをやってあげると非常に地域が活性化してバランスよくなるんじゃないかなと思うんですけども、町長、どうですか、この考えは。否定ですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 人口が増えてる状況なら大変いい方策だというふうに実は思うところでございます。 現在、3つの地域とも分断をしている状況ではなくて、それぞれが力を合わせながら、やはりこの新富町という人口を守っていかなきゃいけないということの時代で、なかなかそれぞれをバランスよくといって、じゃあ、ここにもつくった、あそこにもつくった、上新田にも新田にもというような投資の仕方というのはなかなか厳しいかなというふうには思うところです。だからこそ、新田は今現在基盤整備を進めて、農業にするには一番下新田が適している地域だよねと言われるような地域をつくっていく、上新田においては、学校が今空いてる、小学校跡地等を活用しながら、スマートインターができることによって、じゃあ、スマートインターを利用した何か新田、上新田の活性化に資するものがないかなということを検討していくといった、地域地域に合ったバランスを取っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございました。それは、行政を担っている方ですので、しっかり考えていただいて。 ただ、私、最近思うのは、議員と語ろう会ってあったときの公園等の話がまだ頭引っかかってるんですけど、今、文化公園の前の、あそこ、私、ウオーキングしたり走っているんですけども、特に土日は家族連れというか、子どもさんが物すごい多いです。小さい子どもさんはジャングルジムみたいな、いっぱい遊んでいるし、ほかの人たちはボール遊びしたり、サッカーしたり、いろいろやっているんですね、家族ぐるみで。だから、こういう場所も上新田、下新田にはぜひお願いして、やっぱり家族でみんな遊べるような、人が集まれるような施設はぜひ頭のどこか隅っこに置いて地域のことを考えていただければというふうに思います。これは答弁要りません。 次が、富田浜のキャンプ場ですが、これもつい先日行ったときに、ひとりキャンプの人がおられました。こう見たら、開設期間は夏休みということで書いてあって、炊事場は電気、水道は使えません。だけど使っていいですよというような書き方なんですね。これで、じゃあ、実際は、というのは管理者がいるのは夏休みの間、それ以外は誰もいないけど使っていいよと、そういうことなんですか、理解は。よく分からないんです。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 今のような議員のお話のとおりです。 夏休み期間中は、いずれにしても管理者はおりません。夏休み期間中は、水道、電気は通っております。それ以外は通ってないというような状況です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) それでいいんですね。 で、先日、そのひとりキャンプの方おられたんですよ。最近はやってる、あの芸能界の方がはやらせていますが、一人用のコンロがあるんですね、一人用のコンロが。で、よく見ると、これ燃やしてるんですよ、ここで。火を燃やした跡があるんです。もっと大きくしたら、これ、私の足です。火をたいた跡があるんですよ。だから、誰も管理してないということなんですね。 奥を見ると、ずうっと草が茂って、どこまでがキャンプ場か分からないというような状況。だから、これだと、もし山火事なって防風林が燃えたり、その向こうには自衛隊の貴重な施設がありますから、そういうところを燃やしたら、あとは後悔するだけですので、もうそういう考えであれば、冬は閉めるとか、あるいはきれいに整備する、オートキャンプ場みたいに、きれいにもう砂とかにして、そういうのもちょっと検討すべきじゃないのかなと思ったんですよ。 今後、まあ、今答え出ないと思いますけど、一回現場を見ていただいて、何か検討していただけませんでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 今、富田浜公園キャンプ場は大事な新富町の資源であると思っております。それぞれ利用はしていいけども、どうぞというようなことで、生涯学習課への連絡が、体制が十分取れてないというようなところもあります。使う方がしっかりと連絡を取りながら、そしてその状況も当然調査をします。大事なキャンプ場ですので、定期的な管理を含めて整理をして、今後、どういうふうに使っていくかとか検討いたします。 子ども会も含めて、あそこは宿泊施設も使いながら、大事な場所となっております。管理のほうは定期的な管理、それから期間、連絡体制、こういうものを再度見直します。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 閉鎖の間、管理人はいないと思いますけど、あそこにお店がありますよね、近くに、お泊まりできる。あの辺にお願いをして、あの辺から受付してもらって連絡してもらうとか、あそこのお店もお客さんが入ると潤うでしょうから、そういうちょうど調整とかされたら、うまくいくんじゃないかなと思うんですけど、ぜひ火事とか出ないようにやってください。よろしくお願いします。 それから、基地周辺協議会についてでございますが、もう趣旨等は分かりまして、仕事もちゃんとされてるんですけども、その中で、執行部と議会が何で一緒に仕事するんだと。というのが、前回は結局、議長というのは議会の代表なんですね。代表ということは、議会の意見を集約してそれを持っていくと、それが議長の務めだと思うんですね。地方自治法の104条に書いてありますけど。だから、相談するのはいいんでしょう。だけど、今回はちゃんと連名で出てますから、九州防衛局に要望が。で、議員は誰も知らない。それだと議会の機能が、議会が機能してないでしょうということになると思うんです、私。だから、この際、もう一回検討していただいて、どういう形がいいのかということを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) そもそもの最初が、この周辺協議会というのが連絡調整が主でした。情報の共有をそれぞれの地域で図っていこう、もしくは航空祭に対して、いろんなことに対しての情報共有を図ろうというのがもともとのはしりだったというふうに聞いております。そこの中で情報共有を図るということで議会議長をお願いをしたという経緯がありますが、これまで経緯の中で様々な諸課題等をこの周辺協議会で議論をしてきたという経緯もございますので、新富町だけの判断でということにはいかないというふうに思います。 今回、改めまして、この米軍の訓練に関してはしっかり情報の共有をさらに強固にしていくためにということで、連絡協議会を立ち上げをさせていただこうということに考えております。この連絡協議会については、国、県、そして市町村の首長ということで、そこの中で連絡調整ができないかということで、新たな協議会、訓練に対しての立ち上げをできないかなということを、国に対してお話をしていきたいというふうに、今、考えているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) よろしくお願いいたします。 最後ですが、GIGAスクール構想につきまして、午前中の議員にお答えいただきましたので、1点だけなんですが、2点か。 まず1点目は、例えば、タブレットパソコン、各1人に貸与します。それは、学校に勉強したのを家に持って帰って使いたいと、使えるのかなと、そこが一番、学校から帰ったときの活用の利用でメリットがあるのかなと思うんですけど、実際の考え方としては、持って帰れるんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 学びを止めないというのが大原則だと思っております。それが効果的な学びとしてつながるということであれば持ち帰らせるということも考えます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 持って帰れるんでしょうか、自宅に。それとも学校に置いたままなのかなっちゅう質問ですが。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 最終的には持ち帰って、学習ができるようにしたいと思っております。規約も含め、それから子どもたちの学びの在り方というものを丁寧に分析しながら、どう使おうかと、そういうものを個に応じた使い方というのを整理しながら、最終的には持ち帰らせながらも学びを続けるということが大事だと思っております。よろしいでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 今、ちょっと全国的にも話題になっているのは、自宅のWi─Fi環境ですよ、がどうなっているのかっちゅうところで、いろいろありますけど、新富町としては、この自宅にWi─Fiのセットというのはどのようにお考えですか。ないところ。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) ネット環境調査のほうを前回行いました。自宅にネット環境がないというところが97世帯、子ども、御兄弟おりますので143人、ネット環境はあるが日中使用できないと、多分、御家族の方がiPhoneなり何なりを持ってらっしゃるんだと思います。そこが77世帯の121人。この77世帯の121人はネット環境ありますので、段階的には可能だと思っております。 また、ネット環境がないところは、今、非常に国のほうが施策として通信料を低くするとか、そういうことをお受けしております。そういうものを十分に見ながら、できるだけこの子たちが学びができるように、また家庭とも連携しながらいい方法を探っていくということが大事だと思っています。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 分かりました。ありがとうございました。 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(永友繁喜君) 以上で、本日の一般質問は終わります。────────────・────・──────────── ○議長(永友繁喜君) 本日の議事日程は終了しました。 明日も引き続き午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。午後3時40分散会──────────────────────────────...